大和リース、福岡のパピヨンプラザ跡地でブランチ博多の建設に着工

2019年6月5日 09:18

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ブランチ博多パピヨンガーデンの完成イメージ(大和リース発表資料より)

ブランチ博多パピヨンガーデンの完成イメージ(大和リース発表資料より)[写真拡大]

 大和ハウスグループの大和リースは、福岡市博多区千代の旧パピヨンプラザ跡地で複合商業施設「ブランチ博多パピヨンガーデン(仮称)」の建設工事に入った。パピヨンプラザの規模を拡大して建て直すもので、2020年3月にオープンする予定。

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 ブランチ博多パピヨンガーデンは、約4万4,000平方メートルの敷地に建てられる鉄骨2階建て延べ約2万平方メートル。出店するテナントはまだ公表されていないが、35店程度になる見込み。スーパーマーケットやドラッグストア、飲食店、家電、衣料品の販売店などが入居する。駐車場は約700台分、駐輪場は約350台分を用意する。

 大和リースはブランチ博多パピヨンガーデンを「都会のパティオ(中庭)」と位置付け、多世代がくつろげ、人と緑が触れ合える空間とする。周辺のファミリー層や単身者の暮らしに役立つ商品を集めるとともに、くつろぎの場所となる商業施設を目指す。

 5日に現地で工事関係者らを集めて地鎮祭を行ったあと、建設工事を本格化させる。建物の完成予定は2020年2月。ブランチ業態の商業施設は、神戸市のブランチ神戸学園都市、神奈川県茅ケ崎市のブランチ茅カ崎など全国5か所で営業しており、福岡市内では東区のブランチ福岡下原に次いで2施設目となる。

 現地はJR吉塚駅近くで、福岡県庁や福岡市民体育館、九州大医学部もそう遠くない距離にある。JT(日本たばこ産業)の福岡工場跡地を再開発し、1993年から商業施設のパピヨンプラザが、ダイエー吉塚パピヨンプラザ店とその後継店のマックスバリュ吉塚店を核店舗に約15店舗で営業していた。開業当時としては大型の商業施設で、トイザらス、ユニクロ、ミスタードーナツなど人気店もあったことから、多くの市民でにぎわっていた。

 しかし、約1万7,000平方メートルあった延べ床面積を広げる形で施設を建て直すことになり、マックスバリュ吉塚店が2019年1月に閉店したのをはじめ、4月でいったん閉鎖していた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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