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チバニアンの申請手続き、反対者が土地を入手して不可能に
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 千葉県で確認された約77万年前の地層が、「地質年代」の境界として国際標準模式地になるという話があり(過去記事)、2017年にこの地層のある千葉県の名前を取って「チバニアン」(千葉時代)と命名される見通しとなった(過去記事)。これに対し、茨城大学名誉教授の楡井久氏が会長を務める「古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会」が異議を唱えていたのだが(過去記事)、この団体が地層周辺の土地の一部の所有者らから土地の賃借権を取得、立ち入りを拒否することで「チバニアン」命名のための申請を妨害する行為に出たという(朝日新聞、読売新聞)。
申請要件では、9月までに「研究のための自由な立ち入りの保証」を提出する必要があるということ。元々この土地は、チバニアン発表後に市が購入すべく地主から譲渡を約束する署名も取りつけていたということだが、最終的に反対者が確保してしまったらしい。
研究に異議があるから研究させない、というのはどう考えても悪手だと思うのだが……。チバニアンは幻で終わってしまうのだろうか?
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