関連記事
30・40代からの「父の日」プレゼント、マンネリ化に悩む声も 楽天調査
楽天(東京都世田谷区)は21日、父の日に関する意識調査の結果を発表した。父の日に送るギフトがマンネリ化していることに悩む声が多く聞かれた一方、子が思う父親の楽しみと、父親自身の楽しみでは差異が見られた。
【こちらも】子供OKのレストラン検索サイトを公開 父親向けメディア運営のパパスマイル
調査は30代・40代の男女200人と、60代・70代の男性200人を対象に調査。父の日の贈り物を贈る側と、もらう側に分かれて調査がされた。
「父の日に送るギフトの悩み」(複数回答可)についての回答は、1位が「毎年似たようなギフトになってしまう」(45.0%)、2位が「何を贈ればいいかわからない」(34.0%)となった。父親の嗜好に応じてギフトを贈ろうとしても、いったん一つのものを贈るとその次からも同じものになりがちだ。母の日にはカーネーションなどが定番となっているのとは対照的に、父の日の贈り物にはこれといった定番がないだけに、迷うことも多いだろう。
子が思う父親の楽しみについての調査(複数回答可)では、1位がグルメ(29.0%)、2位が孫(27.0%)、3位が旅行(25.0%)となった。一方で父親自身が持つ楽しみについては1位が旅行(66.5%)、2位がスポーツ(36.0%)、3位がグルメ(33.0%)となった。
父親も孫については楽しみにしているだろうという子からの声が多かったが、孫についてはベスト5にも入らない結果となった。子の回答が20%台で分散しているのに対し、父親の回答は旅行もスポーツも突出した割合をしめている。退職後は体を動かす楽しみが好まれているようだ。
「あなたのご両親の好きなものを理解していますか」という問いに対して、 「かなり理解している」(22.5%)、「やや理解している」(51.0%)と、理解している人の合計は73.5%となった。一方で5人に1人は父親に何をあげたらいいかわからないという声も聞かれた。
こうした理解の度合いは、贈り物への予算にも投影されている。父の日のプレゼントにかける予算について、「好きなものを理解している」と回答した人で最も多かったのが「3000~5000円」(41.1%)だった。一方で「好きなものを理解していない」と回答した人では「3000円未満」(43.5%)が最多となった。
楽天インサイトが昨年行った父の日のギフトに関する調査では、 「酒・タバコなどの嗜好品」が23.2%と最も高く、「食品・スイーツ」(21.8%)、「洋服」(16.1%)が続いた。ただいずれも20%台となっており、回答に分散が見られた。
調査結果からは、自分が思う父親の楽しみと、父親自身の実際の楽しみには違いがあることがわかったため、ギフトを買う前には一度聞いてみてもいいかもしれない。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る)
スポンサードリンク