ソニー、2018年度スマホ出荷台数は前年度から半減

2019年4月30日 09:39

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記事提供元:スラド

ソニーが4月26日に発表した2018年度業績によると、スマートフォン出荷台数が前年度から半減していたそうだ(2018年度決算説明会資料: PDF2018年度補足資料: PDFAndroid Policeの記事)。

2017年度の出荷台数は1,350万台だったのに対し、2018年度は650万台まで減少している。これにより、モバイル・コミュニケーション分野の売上高は2,257億円減少し、営業損失が695億円増加したという。過去の資料を見ると、2014年度に3,910万台だったスマートフォン出荷台数は2015年度に2,490万台、2016年度に1,460万台と大きく減少していた。2017年度は前年度比110万台減に踏みとどまったものの、2018年度は四半期ごとの出荷台数が第2四半期以降200万台を割り込んでおり、第4四半期は110万台と低迷している。

資料から年間の出荷台数を抽出すると2017年が1,370万台、2018年は810万台となる。IDCの年間スマートフォン総出荷台数推計値からソニーの市場シェアを計算すると、2017年は0.93%、2018年は0.58%となった。近年のスマートフォン市場ではトップブランドによる寡占が進行している。Counterpoint Researchによれば2018年は上位10社が世界市場の77%を占め、残りを600社以上で分け合う状況になっているとのことだ。 

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