Microsoft、ChromiumベースのMicrosoft Edgeプレビュービルドを正式公開

2019年4月10日 22:45

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記事提供元:スラド

headless曰く、 Microsoftは8日、ChromiumベースのMicrosoft Edgeプレビュービルドを正式に公開した。特設サイトで登録した人には電子メールで通知が送られている(ダウンロードページWindows Experience BlogMicrosoft Edge BlogMicrosoft Tech CommunityOSDN Magazine)。

 現在入手可能なのはWindows 10向けで、週1回更新されるDev Channelと毎日更新されるCanary Channelの2種類。タレコミ時点でのバージョンはDev Channelが74.1.96.24、Canary Channelは75.0.121.1だった。6週間ごとに更新されるBeta Channelは準備中となっている。Windows 7/8/8.1/macOS向けも準備中だが、Windows 7でWindows 10向けバージョンのインストールや実行がブロックされることはなかった。

 ChromiumベースのMicrosoft EdgeではChromeと同様に設定の言語オプションでUIの表示言語を切り替えられるようになっているが、言語を追加しても表示言語に設定することはできなかった。タブのスクロールボタンや開いているすべてのタブを保存・復元するボタンは削除されており、タブを大量に開くと細くなっていくのはChromeと同様だ。

 先日リークしたビルドで話題になったIEとの統合機能だが、該当するフラグは「Enable IE Integration」としてCanary版にのみ用意されている。有効にするとメニューの「More tools」に「Show this page using Internet Explorer」という項目が追加されるが、選択してもIEがMicrosoft Edgeとの統合をサポートしていないバージョンだと表示されるのみで、やはり現在のところ動作しないようだ。Windows 10 Insider Previewの最新ビルド(19H1/20H1)で試しても同様だった。このほかCanary版では「Enable enhanced hang resistance for IE Integration」というフラグも存在し、IEモードでのハング耐性を強化すると説明されている。

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