PoliPoli、統一地方選の各地域の争点を簡単に確認できる特設サイト公開

2019年4月2日 21:32

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特設サイトのイメージ。(画像: PoliPoliの発表資料より)

特設サイトのイメージ。(画像: PoliPoliの発表資料より)[写真拡大]

 政治家とのコミュニティアプリ「PoliPoli」を運営するPoliPoliは2日、4月7日・21日の統一地方選挙を控え、全国各地域の争点を確認できる統一地方選挙特設サイトを公開したと発表した。各地域の争点は、若者の投票率と主権者意識の向上を目指す学生団体のivoteが選別しており、地域ごとにそれぞれ4つを掲載。政治的中立の立場から、若者の感性でまとまた争点をわかりやすく発信することで、若者の政治に関する関心を喚起し投票率の向上を目指す。

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 「PoliPoli」は、ネット上で新しい政治の場をつくるプラットフォームとして、昨年7月にサービスを開始したアプリ。ユーザー同士が選挙や街づくりについて意見交換ができる機能や、共感する地域課題解決の支援機能、参加する行政団体や政治家とも議論できる機能などを搭載する。これまで、自治体と連携した街づくり提案の募集や、日本若者協議会と連携した5つの国政政党への政策提案キャンペーンなども実施してきた。

 今回の特設サイトは、「5分であなたのまちの選挙の争点がわかる」として、若い世代向けにて、4月7日・21日に統一地方選挙が行われる、都道府県と東京23区別に、それぞれその地域特有の4つの争点に絞って掲載されている。

 例えば北海道では、「過疎化」「農業」「観光」「歳入不足」が争点として挙げられている。特に道内の地方都市で大きな課題となっている「過疎化」問題、主幹産業である「農業」と「観光」の現状課題や今後の道筋、人口減・高齢化により深刻さが増す「歳入不足」は、その地で生活する若者にとっても身近な問題だ。

 また大阪府を例に挙げると、争点は、「大阪都構想」「貧困」「治安」「IR誘致」の4つ。生活保護受給率と犯罪発生件数が日本一の大阪府にとって、早急に対処しなければならない社会問題と、大阪の未来を方向付ける2つの構想は、若者にとっても興味がわきやすい争点と言えるだろう。

 争点をまとめているivoteは、政治的中立と学生のみによる運営を柱として2008年に設立された学生団体。若者の投票を促すことで、政治や社会に対する関心を高め、「若者と政治のキョリ近づける」ことを目標として、各種活動を続けている。

 自分が住む地域の争点だけではなく、全国各地域が抱える問題を総覧できるこのサイトによって、若年層のまちづくり、日本づくりに対する意識が高まり、投票率の向上につながることを期待したい。

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