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「made in Japan」守り地域の魅力届けるギフトサービス「Special Local Gift」開始
第1弾のギフト。(画像: GAIKENの発表資料より)[写真拡大]
元都市銀行の法人営業担当者が始めたギフトサービス「Special Local Gift」は、3月1日にクラウドファンディングを開始、目標30万円に対してすでに約143万円を集めた。作り手の想いがこもった「made in Japan」を守る新しいギフトサービスを目指す。
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「Special Local Gift」を手がけるGAIKEN代表の浜井啓介氏は、大学卒業後6年間銀行の法人営業として働いた経験を持つ。銀行員時代に、品質にこだわり続けた創業50年となる製造企業の倒産を目の当たりにし、日本のものづくりが消失する危機感を抱いたという。事実2016年の日本国内の工場数は、30年前の1985年と比べて約56%減少。東京五輪や大阪万博などで日本に注目が集まっている中、「made in Japan」が消失する危機にある。
この状況の歯止めとなるのが、日本製の良さを日本人があらためて見直し、世界に発信することだと浜井氏は考える。銀行員時代に出会った300人以上の作り手が、口をそろえて「自分たちの商品を知って欲しい」と願っていたという。インターネットが普及しているとはいえ、こうした職人たちは情報発信に関する知見が少なく、それに代わって使い手である日本人が発信することで、活性化するとしている。その想いから始めたのが、今回のサービスだ。
「Special Local Gift」は、毎月全国各地を巡り、その地域の魅力と作り手の技術と想いがこもった「made in Japan」の商品を一つの箱に詰め、特別な価格で提供するというもの。第1弾は、ドラマ「下町ロケット」の舞台でもあり、銀食器の9割が作られているという新潟燕三条エリアの「特産品詰め合わせ」。
グッドデザイン賞を受賞した最高級スプーンや、熱伝導性に優れるこだわりの極み銅カップ、高級いちご「越後姫」のジャムや幻の洋ナシ「ル・レクチェ」のジュース、車麩などを再パッケージした。また工場から直接買い取るため、定価5,000円だが、その金額以上の商品が詰められている。ほかに、地域の魅力や作り手のメッセージをまとめた「旅のしおり」や、燕市・三条市の観光協会の協力も得たガイドマップなど、このギフトでしか入手できないものも入っている。
浜井氏は、このクラウドファンディングで集めた資金を元に、「made in Japan」の良さを日本人が再認識すること、ギフトを購入し贈ることでその良さが拡散すること、それによって日本の様々な地域を元気にすることを目標に、今後もサービスを拡大する予定だ。
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