Windows 7サポート終了に向けた通知表示の更新プログラム提供が始まる

2019年3月27日 22:26

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記事提供元:スラド

headless曰く、  先日告知されていた、Windows 7のサポート終了に向けた通知を表示するための更新プログラムの提供が始まった。残念ながら手元のWindows 7環境にはまだ配信されていないが、Bleeping Computerが詳細を解説している(MicrosoftサポートBleeping Computer)。

 記事によると、通知を表示するプログラムの本体はSystem32フォルダーに作成される「sipnotify.exe」という実行ファイルで、このプログラムを実行する2つのタスクがタスクスケジューラーに登録される。タスクの1つはユーザーのログイン時またはロック解除時、もう1つは毎日正午の実行となっている。プログラムは実行時に日時をチェックし、2019年4月18日~2020年1月15日の場合のみ通知を表示するとのこと。通知の内容は%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Windows\SipNotifyフォルダーに格納されたHTMLファイルで、必要に応じてCABファイルをダウンロードして更新されるという。

 CABファイルから抽出した日本語版のHTMLファイルによると、「長らくご愛用いただきましたWindows 7のサポート終了まで、残すところあと1年を切りました。」「2020年1月14日にWindows 7の全てのサポートが終了し、以降はセキュリティ更新プログラムや無償・有償サポートが受けられなくなります。 サポート終了間際に慌てないために、お早めにWindows 10への移行準備をご検討ください。」と表示され、「詳細を見る」ボタンをクリックするとWindows 7のサポート終了に関する情報ページが開く。画面下のチェックボックスをオンにすれば、以降は通知が表示されなくなるとのこと。

 この更新プログラムに関するMicrosoftサポートの記事は「Windows 7 SP1 support notification」という記事タイトルになっているが、Windows Updateでの表示は「2019-03 x64ベースシステム用Windows 7更新プログラム (KB4493132)」といった通常の更新プログラムと同様の表示になるようだ。デフォルトでは非選択状態になっているものの、説明には「この更新プログラムをインストールすると、Windowsの問題が修正されます」と表示されるため、バグの修正だと思ってインストールしてしまう可能性も記事では指摘している。

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