心電図測定機能を持たないApple Watchでも心房細動を検知

2019年3月20日 22:42

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 米スタンフォード大学の研究者らによる研究で、Apple Watchに内蔵されている心拍センサーを使って不整脈の一種である心房細動を検出できることが分かったという(Engadget日本版Slashdot)。

 この研究では、Apple Watch向けの専用アプリを開発して心拍を測定し、心房細動の兆候を検出したら医師との遠隔医療相談を勧める通知を送信した。その結果、参加者の0.5%にこのような兆候が検出され、診察の結果そのうち84%で実際に心房細動が確認された。

 Apple Watchの最新版(Series 4)では心電図を測定できる(ECG)機能が組み込まれており、これを使って心房細動を検出することもできる。今回の研究結果により、それ以前のApple Watchでも同様の診断ができることが分かったということになる。

 なお、Apple WatchのECG機能を有効にするにはその地域の当局からの認可が必要であり、日本で販売されているApple Watchでは利用できないようだ(ASCII.jp)。

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