副業は本業に支障をきたすは本当か　副業による本業へのメリット

　副業は一般的に本業に支障をきたすことがデメリットとされている。事実、副業を禁止している企業の多くが、その禁止理由を本業への悪影響としている。しかし副業は、本業だけでは得ることができない、代えがたいメリットをもたらす。今回は副業がもたらす利益やメリットについて紹介する。

【こちらも】豊かな副業生活を送るために必要な習慣化の秘訣

■税金税務への理解が深まる

　副業で一定以上の報酬を得ると確定申告が必要だ。そして確定申告は税金税務の仕組みを理解する必要がある。これはサラリーマン生活において習熟する機会は滅多にない。税金や控除、経費などサラリーマン以前に、社会人として知っておいて損はない情報が得られる非常に貴重な体験だ。

■時間対効果の意識が向上する

　「少ない時間で、どうやって高い報酬を得るか」ということを考えざるを得ない副業は、時間の使い方を向上させる。基本的に副業は休日やスキマ時間で行うため、これは当然のことだろう。そして時間の使い方が向上すれば、当然本業にも波及する。

■仕事に対する姿勢が変わる

　副業は自分自身がオーナーである。全ての裁量は自分に委ねられ、儲かるか儲からないかは自分次第だ。これによって仕事というものに対する意識が飛躍的に上昇する。つまり成果が得られるかどうか、成長できる機会があるかどうかの判断力が向上するのだ。副業を始めることで得られる本業へのメリットとしては、これが最も大きいだろう。

■心に余裕が生まれチャレンジングになれる

　本業だけでなく、副業からも所得を得ることで、心に余裕が生まれる。なぜなら万が一本業が立ち行かなくなったとしても副業があるという心持ちになれるからだ。では心に余裕が生まれると人はどうなるかというと、非常に前向きになる。つまり、失敗したりミスを恐れたりすることがなくなるのだ。ちなみにもしもミスをしたとしても、そのショックを和らげ、再度前を向かせるまでにかかる時間はそう長くかからないだろう。

　副業による本業へのメリットをあげてみたが、決してデメリットだけではなく、多くのメリットも見えてきたのではないだろうか。