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ヤマハ、UD国際会議に「SoundUD」対応の13言語同時通訳アプリを提供
「おもてなしガイド」を用いた多言語同時通訳ガイドの概要(ヤマハ発表資料より)[写真拡大]
ヤマハは、4日からタイ・バンコクで開催されている第7回国際ユニバーサルデザイン会議で「SoundUD」が採用されたことを受けて、SoundUD対応のスマートフォンアプリ「おもてなしガイド」において、13言語の同時通訳サービスを会議で先行提供したと発表した。
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SoundUDとは、音による情報提供のユニバーサルデザイン化を目指す技術やプラットフォームの総称。ヤマハが開発し、現在は2017年10月に設立された「SoundUD推進コンソーシアム」を通して、約260の企業・団体と共に普及を行っている。
SoundUDでは、聴力に問題を抱えた人や、外国人、高齢者など、音声情報の内容が理解できない人々へも、音声情報を、それぞれの人が理解できる文字等に変換して伝えて行くことを目指しており、テレビでの文字字幕などから社会実装が始まっている。
「おもてなしガイド」は、SoundUDを実現するためにヤマハが2014年に開発したスマホアプリで、音声情報をスマホのマイクで拾い、内容を文字に変換して画面に表示できる。文字表示には、多言語への翻訳機能も有している。
おもてなしガイドを非常放送に用いると、インターネット環境なしでも、外国人や聴力に問題を抱えた人にも緊急メッセージを伝えることができ、災害対策ツールとしても有効である。そのためヤマハは、この機能をソフトウエア開発キットとして無償公開し、多方面での利用を支援している。
SoundUDおよびおもてなしガイドの国際会議での採用は、今回が最初で、国際ユニバーサルデザイン会議では、講演内容を14カ国語に翻訳してリアルタイムで聴衆のスマホに届けるサービスを提供した。
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