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スマホの世界販売台数、2018年は15億5,527万台 1%台の成長にとどまる
headless曰く、 Gartnerの推計値によると、2018年の年間スマートフォン販売台数は前年比1,873万台増の15億5,527万台となり、1.2%の成長にとどまった(プレスリリース)。
Gartnerのデータでスマートフォン販売台数の成長率が1%台になるのは過去10年間で初であり、増加数も最低となった。ベンダー別トップ5では1位のSamsungが2,622万台減(8.2%減)の2億9,504万台、2位のAppleは588万台減(2.7%減)の2億905万台。Samsungは2012年以降初めて3億台を割り、シェアも20%を割る19.0%となっている。
3位のHuaweiは5,237万台増(34.8%増)の2億290万台となり、Appleに815万台差まで迫る。4位のXiaomiも3,346万台増(37.6%増)の1億2,239万台となり、初めて1億台を超えた。5位のOppoも671万台増の1億1,883万台。2018年はトップ5すべてが1億台を超え、全体の61%を占める状況となった。
2018年第4四半期に最も大きく減少した2位のAppleは865万台減(11.8%減)の6,453万台。2013年以来、初めて7,000万台を割る第4四半期となった。1位のSamsungは5四半期連続で減少しており、第2・第3四半期は2桁減少していたが、第4四半期は324万台減(4.4%減)の7,078万台に踏みとどまった。第1四半期に倍増し、年間でも大きく増加したXiaomiだが、第4四半期は34万台減(1.2%減)の2,784万台で5位となっている。
3位のHuaweiは1,652万台増(37.6%増)の6,041万台。第2・第3四半期にはAppleを抑えて2位に上昇しており、4四半期連続の2桁成長となった。4位のOppoは593万台増(23.1%増)の3,159万台となり、5四半期ぶりの2桁成長となっている。Oppoは2016年~2017年に大きく販売台数を伸ばしたが、2017年第4四半期と2018年第1四半期は減少に転じていた。
1月末にIDCが発表した2018年第4四半期および年間のスマートフォン出荷台数推計値では、トップ5の順位にGartnerとの違いはなく、台数にも大きな差はみられない。ただし、6位以下の総計値が年間で約1億4,500万台、第4四半期で約3,500万台少なく、いずれも前年割れとなっている。
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