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メルセデスAMG最強のレーシングスピリットと技術を凝縮したスパルタンともいえるスポーツカー「AMG GT」、写真はGT-Cで価格2202.0万円[写真拡大]
メルセデス・ベンツ日本は、 改良を受けた2019年式の新型「メルセデスAMG GT」を発表し、メルセデス・ベンツ正規販売店で予約注文を受け付ける。なお、ユーザーへの納車は2019年8月以降を予定している。
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メルセデスAMG GTは、メルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカー“Handcrafted by Racers.“をスローガンに掲げ、何よりも究極のスポーツカーファンのために、モータースポーツに打ち込むAMGスタッフがつくり上げたAMGのレーシングスピリットと技術を凝縮したスパルタンともいえるスポーツカーだ。
ラインアップはクーペボディとオープンルーフのロードスターを用意。それぞれ、チューンの異なるエンジンを搭載した「GT」「GT-S」「GT-C」グレードが用意され、さらにクーペには最もレーシーなグレードである「GT-R」を用意した。
新型メルセデスAMG GTには、M178型・AMG 4リッターV8直噴ツインターボエンジンが搭載される。砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせ、軽量かつ高強度なエンジンを実現した。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減している。
2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトとし、エンジンを可能な限りコンパクトにし、ターボチャージャーへの吸排気経路の最適化とツインスクロールとすることで、低回転域から優れたレスポンスを実現した。
エンジンのオイル供給方式はドライサンプ潤滑システムを採用し、オイルパンをエンジン底部から排除したため、ウェットサンプ潤滑よりエンジン搭載位置を55mm低くなり、車両の低重心化が実現した。また高い横加速度が発生する高速コーナリング時での安定したオイル供給を可能としている。
エンジンのチューンは冒頭で記したように、グレードによって異なる。GTは最高出力350 kW(476 ps)/6000rpm、最大トルク630 Nm/1900-5000rpm。GT-Sは最高出力384 kW(522 ps)/6250rpm、最大トルク670 Nm/1900-5000rpm。GT-Cは最高出力410 kW(557ps)/5750-6750rpm、最大トルク680 Nm/2100-5500rpm。そしてGT-Rは最高出力430 kW(585 ps)/6250rpm、最大トルク700 Nm/2100-5500rpmだ。いずれも4リッターV8エンジンとしては破格のパワー&トルクを発揮する。発表によると最強のエンジンを搭載するGT-Rの0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は318km/hだという。
新型メルセデスAMG GTには、ドライブプログラムの新機能として「AMG DYNAMICS」が 装備されている。センターコンソールのAMG DYNAMIC SELECTでさまざまな状況に最適な制御を選択することができる。
各ドライブモードでは、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能で、加えて各モードに自動選択される「ベーシック」「アドバンスト」「プロ」「マスター」の4つのモードがあり、ESPなどの制御を変化させる。また、ドライブモードとは独立して、マニュアルシフトへの切り替えや、車高およびエグゾーストサウンドの調整などがセンターコンソールの液晶表示ボタンで操作することができる。
新型メルセデスAMG GTの価格は、クーペモデルが1645.0万円から2202.0万円、ロードスターが1788.0万円から2309.0万円。そして、特別なクーペGT-Rが2282.0万円だ。(編集担当:吉田恒)
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