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NEDO、電子タグ用いた実証実験 ローソンやウエルシアなど参加
電子タグをつけた商品のイメージ。(画像: NEDOの発表資料より)[写真拡大]
新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)は、経済産業省および大日本印刷とともに、コンビニやドラッグストアなどが参加する、電子タグを用いた情報共有システムの実証実験を行う。
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実験期間は2月12日~28日。実験の対象となる店舗は、ウエルシア 千代田御茶ノ水店(東京都千代田区)、ココカラファイン 清澄白河店(東京都江東区)、ツルハドラッグ 目黒中根店(東京都目黒区)、ミニストップ 神田錦町3丁目店(東京都千代田区)、ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店(東京都品川区)である。
コンビニ電子タグ1000億枚宣言、というものがある。コンビニ各社が、2025年までにすべての取り扱い商品推定年間1,000億個に電子タグを取り付け、商品の個品管理を実現し、またその情報の一部をサプライチェーンに提供することを検討する、というものである。もとよりこれは2018年をめどに、実証実験を行うことになっていた。
なお、言うは易く行うは難しで、この宣言には留保条件が付けられている。普及型電子タグの単価コストが1円以下まで抑えられること、ソースタギング(メーカー側による電子タグの取り付け)が実現すること、などである。
今回の実証実験では、サプライチェーン上の事業者に加えて、一般家庭のモニターがいよいよ実証実験に参加し、電子タグを用いた情報共有システムの有効性の検証にあたることになっている。
電子タグは家庭でも活用できるものになることが模索されており、具体的には、ゴミの分別が正しいかどうかを判断する「スマートゴミ箱」や、調味料を正しく使ったかどうかを判定する「スマートレシピ」などが既に開発されており、今回の実験において実際に試されることになっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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