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【配当特集】アールシーコアは業績予想の下方修正を織り込む、配当利回り5%は魅力
【利益還元に積極的な「魅力ある企業」(配当)】
アールシーコア<7837>(JQ)は、主力事業のBESS事業において、<「住む」より「楽しむ」>をブランドスローガンに、ログハウスなど自然材をふんだんに使った個性的な木の家の提供を通じて、「ユーザー・ハピネス」の実現を目指している。家がモノとして完成した際の満足=カスタマー・サティスファクションよりも、ユーザーが暮らしてからの満足=“楽しい暮らし”を大切にし、日本人の暮らし文化の「明日」をつくっている。ログハウスシェアでは、No.1。BESSでは、ログハウスが約4割でログハウス以外が約6割となっている。
同社は、2020年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%の目標の中期3か年計画の2年目を迎え、「“業界最狂、ハピネス拡散”」のスローガンのもとBESSブランドの更なる成長に向けた施策を推進しているが、1月31日大引け後に今2019年3月期第3四半期決算を通期業績予想の修正を発表した。第3四半期売上高は85億8700万円(前年同期比9.4%減)、営業損益7億8000万円の赤字(同8400万円の黒字)、経常損益7億8000万円の赤字(同1億0100万円の黒字)、最終損益5億3600万円の赤字(同9600万円の黒字)に着地。
今19年3月期業績予想は、売上高が従来予想の138億円から128億円(前期比5.0%減)、営業損益が同5000万円の黒字から5億8000円の赤字(同4億4500万円の黒字)、経常損益が同5000万円の黒字から6億円の赤字(同4億5500万円の黒字)、最終損益が同1億3000万円の黒字から5億円の赤字(同3億6400万円の黒字)になる見通し。一昨年発生したカナダでの山火事・水害等の自然災害に端を発した原木供給の極端な減少や、米国や中国の旺盛な木材需要の影響等で、期初から主力商品カントリーログについて顧客及び地区販社向けカナダ材の調達が困難となり、納品が大幅に遅延する事態が発生。現在は、国産材への変更や生産体制の整備等により、一定の納期設定にこぎつけ、ほぼ平常時の生産体制に戻っているが、期中の目論んだ更なる生産体制の強化による納品スケジュールの早期化に至らず、売上高は減少する見通し。減収に伴う売上総利益の減少の加え、経営難に陥った販社の一部拠点につき、顧客の保護を目的に、同社連結子会社(BESSパートナーズ)が運営することにしたため、損失発生額を第3四半期計上したほか、運営費用の増加が響いた。
配当金を含めた利益還元については、DOE(連結純資産配当率)を重視した長期的な視点での安定的配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。今19年3月期配当予想は、50円(第2四半期末25円、期末25円)の2円増配を予定している。
また、株主優待として、2018年以後の毎年3月末・9月末の基準日の最終の株主名簿に記載された100株保有の株主に対して、「フェザント山中湖(山梨県)」の宿泊施設の料金割引、「フェザント山中湖」タイムシェア別荘のオーナー制度、メンバー制度の利用、BESSのログハウス等工事価格の割引、BESSオリジナル木材用防腐スプレー「ガードン」の割引が出来る「株主優待券」を保有株に応じて送付を予定している。
株価は、昨年1月29日につけた昨年来の高値1271円から同12月25日に昨年来の安値920円と調整、本年2月1日安値940円と売り直されている。一昨年に発生したカナダでの山火事・水害等の自然災害に端を発した原木供給の極端な減少や、米国や中国の旺盛な木材需要の影響を株価に織り込んだ感がある。来20年3月期は業績回復が期待されるうえ、年間配当50円(第2四半期末25円、期末25円)は当初計画通りで、配当利回り5.0%と利回り妙味が増す。中長期的な視点で950円に接近する場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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