YouTube、2018年のチャンネル総再生数や動画再生数1位は? Bit Starが調査

2019年1月29日 09:12

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「2018年のチャンネル総再生数ランキング」(画像: Bit Star発表資料より)

「2018年のチャンネル総再生数ランキング」(画像: Bit Star発表資料より)[写真拡大]

  • 「2018年の動画再生数ランキング」(画像: Bit Star発表資料より)
  • 「2018年の新チャンネル登録者数ランキング」(画像: Bit Star発表資料より)
  • 「2018年のチャンネル成長率ランキング」(画像: Bit Star発表資料より)
  • 「2018年のタイアップ動画ランキング」(画像: Bit Star発表資料より)

 Bit Star(東京都渋谷区)は28日、 You Tubeについて「チャンネル総再生数」「動画再生数」「新チャンネル登録数」「チャンネル成長率」「タイアップ動画数」の2018年のランキングを発表した。同社の 分析ツールInfluencer Power Ranking(IPR)のデータを基に、2018年中にアップされた動画・チャンネルを独自に調査した。

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 「チャンネル総再生数」で1位となったのは、 『キッズライン♡Kids Line』の13.38億回。「ねみちゃん」と「こうくん」の姉弟が、おもちゃで遊んだりお出かけしている様子をメインに動画作成しているチャンネルだ。2011年以来投稿を続けており、現在では3000本以上の動画をアップしている。メインのチャンネルとは別に複数のチャンネルを持っており、中には英語専用のチャンネルもある。1日に複数回動画をアップするなど投稿頻度も高くなっており、子どもや親にとっても飽きない内容となっている。

 チャンネル総再生数ランキングの中ではキッズ系のチャンネルがベスト10の中に3つランクインしており、またLEGOの公式チャンネルも2位に入っている。YouTubeが子供向けに強いメディアになっていることを伺わせる内容となった。

 「動画再生数」で1位となったのは、米津玄師の「Lemon」のミュージックビデオで、2億5848万回。「Lemon」は昨年の紅白歌合戦でテレビ初披露となっており、米津玄師の地元である徳島県の美術館から生放送され話題となった。米津玄師はこの紅白を除いてはテレビに出ることはなく、YouTubeにて高い人気を得ている。昨年の3月にCDをリリースしているが、それより早い2月に動画を投稿している。

 「新チャンネル登録数」の1位は、 『【レペゼン地球】公式』の154.1万人。レペゼン地球は5人組のDJグループ。ライブの様子などを投稿し、人気を集めている。昨年登録者数100万人に達していたアカウントが削除されたが、新たにアカウントを作り再び100万人を超える大型チャンネルへと成長した。昨年は幕張メッセでの単独ライブを行い、その様子を投稿した動画は投稿後2カ月で300万回以上再生されている。

 「チャンネル成長率」で1位となったのは、『オサミンティヌス3世』で1万5563%の成長率を記録。戦場シミュレーションゲームの実況動画を配信していたが、そのなかで路上ライブ風に歌を歌った動画がヒットし一躍人気チャンネルに。以来、ゲームと歌を組み合わせた動画が人気を博している。

 「タイアップ動画数」の1位となったのは、『荒野行動』で、1億764万回再生された。『荒野行動』は中国の企業NetEase Gamesが開発し、無人島で100人がバトルロイヤルを繰り広げるゲーム。2017年の配信開始以来、登録者数が1億人を超えるヒット作となっており、実況動画をアップする投稿者も多くなっているようだ。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

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