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詐欺電話、世界で急増
taraiok曰く、 世界規模で「迷惑電話」が増加しているそうだ(VB、Slashdot)。
2018年における全世界での詐欺や勧誘などの迷惑電話の件数は、前年に比べ300%も増加したそうだ。ストックホルムに本拠を置く電話番号識別サービス「Truecaller」が発表した年次報告書によれば、今年の1月から10月の間に世界中のユーザーが約177億回の迷惑電話を受け取ったとされる。この報告書によると、迷惑電話の増加には、通信事業者にも強い責任があるという
興味深いのはブラジルでの迷惑電話の急増だ。ブラジルは現時点で世界でもっとも迷惑電話の多い国になっているという。ブラジル国内におけるスパム発信者の32%は電気通信事業者から送られていた。報告書は、ブラジルで行われた総選挙が迷惑電話を引き起こす原因であるとしている。
昨年最も迷惑電話の多かったインドは1.5%ほど減った。米国のユーザーが受信した迷惑電話も、昨年の1か月20.7件から16.9件にまで減少、同様にイギリスも9.2件から8.9件に低下している。しかし、スペインでは100%増、ギリシャも54.1%増、イタリアは22.7%増と、ほかの欧州市場では迷惑電話が急増している。アメリカ人のうち10人に1人が電話詐欺で金銭的な被害を受けている。詐欺行為により米国では89億ドルの総損失が発生しているという。
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