阪急交通、新型豪華バス「クリスタルクルーザー菫」2台を2019年春に導入

2018年12月18日 08:32

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クリスタルクルーザー「菫」(すみれ)。(画像:阪急交通社発表資料より)

クリスタルクルーザー「菫」(すみれ)。(画像:阪急交通社発表資料より)[写真拡大]

 阪急交通社は、2019年4月に、新型車両となる豪華バス“クリスタルクルーザー「菫(すみれ)」”を2台導入し、同社の旅行ブランドの一つ「クリスタルハート」の国内バス旅行で運用を開始する。

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 高速バスといえばその一面においては「安さ」を売りにしているサービスが多いというイメージがあるが、近年では座席にゆとりを持たせるなどして豪華・快適をうたうサービスを提供する高速バスも現れてきている。これもそうした流れの一環であるといえよう。クリスタルハートは、付加価値を追求する顧客のゆとりある旅への志向・ニーズにこたえるため、座席数を限定し、単なる移動手段ではない「乗る事を楽しむ」ことを前提としたプランである。

 「菫」の定員は、1車両で18席。座席は上質な布生地を使用し、リクライニング角度は129度まで調節することができる。頭上の荷棚は無く、ハンドバックなどの手荷物は座席の前に設置されたオリジナルデザインの収納に入れることができるため、車内からの眺望を存分に楽しむことができる。

 菫は古来より山野に自生する、美しい紫の花を咲かせる多年草。平安貴族の和歌などにもたびたび登場し、日本の雅を象徴する花の一つであると言える。そうしたことから、彩のあるこの名前を採用したという。

 なお、菫のデザイン・命名は「TRAIN SUITE 四季島」などを手がけたKEN OKUYAMA DESIGNが担当、車両の製造は日野自動車が行った。運行管理はケイエム観光バスが担当する。

 車体カラーはバーガンディメタリック、ルーフはパールホワイトを使用し、側面にシャンパンゴールド色でロゴがレイアウトされ、シックで上質な装いとなっている。

 座席は横が3、縦が6列のゆとりを持たせた18席。座席前方には足置き、USB電源端子、100V用コンセントもある。化粧台付きトイレは広々とした清潔感のある装いとなっており、車内はWi-Fiが完備となっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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