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セブンも設立へ 植物工場への参入続く 輸出にも期待
セブンイレブンが、サラダやサンドイッチ向けにレタスを安定調達できる大規模植物工場を設立するという。日経新聞・電子版が報じている。工場はセブン向けの弁当などを製造するプライムデリカが建設、東京都や神奈川県にある約1,500のセブンイレブン店舗に供給していくという。
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LED使用により1日サラダ7万食分のレタスを生産、大雨などの天候不順に左右されることなく安定供給を目指せるという。隣接する食品工場ではサラダなども加工できるため、セブンイレブンではレタスなどの生産から加工まで一貫した供給も実現する。今後はホウレンソウなどの生産も視野に入れ、全国各地の取引先工場でも植物工場の併設を推し進めるとしている。
植物工場は次世代の農業として注目を集め、業界を問わず参入が相次いでいる。当初は植物工場そのものが発展途上のため、水質や温度調整など大量生産のノウハウが不足、その黒字化が困難とされていた。しかし現在は技術開発やコスト削減、販路開拓が進み、新たな産業として成長を見せているという。
京都のベンチャー企業「スプレッド」は11月1日、自動化を導入した植物工場からの商品出荷開始を発表。苗の育成から出荷までをロボットが担い、従来比約5割の省人化が実現したという。独自のLEDにより電力削減、水再利用など先端技術の導入も大いに進んだとしている。
業界を問わず参入は相次いでいるが、なかでも目立つのが化学メーカーだという。化学メーカーは植物工場内で使用されるLEDやフィルムを製造しているため、これまで蓄積した技術や知恵が大いに生かせるわけだ。三菱ガス化学や昭和電工といったメーカーが既に大規模生産に乗り出すなど、その動きも注目を集めている。
大手コンビニでは既にローソンが室内でベビーリーフを生産。三菱化学の植物工場システムを導入し、関東や東北の店舗への供給を実現している。
今後も規模拡大が期待される植物工場、中東など水資源の恵まれない国への海外輸出展開も期待されていることから、その動きには注目である。
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