10月のコンビニ売上、たばこ値上げの反動で既存店が2カ月ぶりにマイナス

2018年11月21日 11:42

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 日本フランチャイズチェーン協会の発表によると、たばこ税アップ前にあった駆け込み需要の反動により、10月のコンビニエンスストアの既存店売上が5カ月ぶりに前年比マイナスとなったことが分かった。

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■たばこ税アップの反動で既存店がマイナス

 20日、日本フランチャイズチェーン協会が10月のコンビニエンスストア統計調査月報を発表した。店舗売上高は既存店ベースでは8,193億5,600万円で、前年同月比1.5%の減少となり、5か月ぶりの前年比マイナス。全店ベースでは9,158億6,700万円で、同0.6%の増加となり、68カ月連続の前年比プラスだった。10月1日から増税による値上げとなったたばこの買い置き需要等の反動により既存店売上がマイナスになったという。

■客数は既存店・全店ともに2カ月ぶりにプラス

 来店客数は既存店ベースでは13億6,057万1,000人で、前年同月比0.5%増、全店ベースでは14億9,951万8,000人で、同2.5%増となり、既存店・全店ともに2カ月ぶりのプラスだった。また、全店ベースの店舗数は5万5,564店で、同0.9%(474店)増となり、店舗数以上に全店客数が増加している。

■客単価は既存店・全店ともに前年比マイナス

 客単価は既存店ベースでは602.2円で、前年同月比2.0%減となり、43カ月ぶりの前年比マイナス、全店ベースでは610.8円で、同1.8%減となり、16カ月ぶりの前年比マイナスだった。

 商品構成比では、日配食品のみ同0.7%増(構成比37.6%)と増えた以外は、加工食品が同1.0%減(同27.4%)、たばこや雑誌などの非食品が同3.9%減(同29.9%)、金券、チケット、コピーなどのサービスが同5.4%減(同5.1%)と減少している。
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