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日商プログラミング検定、2019年1月開始 人気アニメともコラボ
人気アニメとコラボした日商プログラミング検定(画像:日本商工会議所発表資料より)[写真拡大]
16日、日本商工会議所は「日商プログラミング検定」の創設と実施を発表した。同検定は4レベルに分かれており、最初に実施されるのは2019年1月から開始する「ENTRY」。以降数カ月おきに残り3レベルの受験が開始される。
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■日商プログラミング検定の詳細
現在4レベルに分かれており、それぞれ試験時間と受験料、使用言語や評価能力、開始時期が異なる。
2019年1月に開始する「ENTRY」は初心者が対象。言語は「Scratch」で、ビジュアル言語を使った簡単なプログラミングやプログラミングに関する思考を問う。合格基準は知識試験が70点以上。試験時間は30分で受験料3千円(価格はいずれも税別)。
2019年4月に開始する「BASIC」では、企業人としてのプログラミング素養を問う。内容は、プログラミングの基礎知識や簡単なアルゴリズム等。言語は「言語によらない」とされ、合格基準は知識試験が70点以上。試験時間は40分で受験料4千円。
同じく2019年4月に開始する「STANDARD」では、言語別にIT化をリードする能力を問う。内容は、プログラミングに関する基礎知識やスキルで、使用言語はC言語、Java、VBA。合格基準は知識試験が70点以上、実技試験が全問正答。試験時間は60分で受験料5千円。
2019年10月に開始する「EXPERT」は、言語別にIT技術者としての基本スキルを問う。内容は仕様書をもとにしてソフトウェアを作成出来るか等で、使用言語は、C言語、Java、VBA。合格基準は知識試験が70点以上、実技試験が全問正答。試験時間は現在検討中で受験料は6千円。
試験の実施・採点・合否判定はすべてインターネットを用いて実施されるが、会場は各地の商工会議所もしくは同所が定めた会場のみで、自宅での受験は不可。受験資格に制限はないため誰でも受験できる。なお今後は、使用言語にはAI開発に用いられるPythonの追加が予定されている。
■日商プログラミング検定の目的と使い方
昨今の日本では、産業や教育等あらゆる場面でITに関する動きが進行している。企業活動ではIT人材の不足やITの利活用で生産性向上といった課題が浮き彫りとなり、教育では、2020年度からは小学校にてプログラミング教育が全面実施される。
日本商工会議所ではこうした各所の動きを鑑み、プログラミングスキルの学習を支援するべく、日商プログラミング検定の創設に至った。また人気アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」とコラボし、特設サイト等に作品キャラクターを用いて、同検定の周知を図っている。
日商プログラミング特設サイト等からは、各種試験のサンプル問題も閲覧可能だ。(記事:楽趣みくす・記事一覧を見る)
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