驚くほど濃密で甘美な味わいの「デザートSAKE」を日本酒ベンチャーが発売

2018年10月28日 20:41

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「天彩 -amairo-」(画像: Clearの発表資料より)

「天彩 -amairo-」(画像: Clearの発表資料より)[写真拡大]

  • 「天彩 -amairo-」

 日本酒ベンチャーであるClear(東京都渋谷区)が、また新たな日本酒を提供する。10月24日より販売開始したのは、その濃密で甘美な味わいから、もはやデザートともいえる日本酒「天彩(amairo)」だ。日本酒は食中酒という常識を覆し、食後酒として味わう「デザートSAKE」として提案するという。

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 「天彩」の製造元は、奈良県の美吉野醸造。日本酒造りに最適な多湿な環境の中で、100年の歴史を刻んだ老舗醸造所だ。老舗ならではの経験や知識で、日本酒で仕込まれた日本酒を、さらに仕込みに使用して醸造するという独自技術を開発。甘味や酸味、旨味など様々な味わいが幾重にも折り重なる、深みのある唯一無二の味わいを実現した。

 「天彩」は、同社が運営するEコマースサイト「SAKE100」から提供する。これまでにも同サイトから2種類の日本酒を提供しており、「天彩」は第3弾となる独自ブランドだ。「100年誇れる1本を」をテーマに今後もまったく新しい高品質・高価格な日本酒を同サイトを通じて提供しく方針だ。すでにワールドワイドの事業も視野に入れ、海外輸出を展開している。

 同社が提供するサービスは、独自ブランドの日本酒の提供や、Eコマースサイトの運営にとどまらない。日本酒をもっと知りたくなるWEBメディアとして「SAKETIMES」を運営。日本酒を中心にSAKEカルチャーを日本だけではなく、世界に発信している。世界に誇れるSAKE文化を、広く深く伝えることをミッションとしているという。

 同社は、「未来視点のサービスでSAKEの市場・文化を発展させる」というコンセプトのもと、これまでにも独自ブランドの日本酒の提供やSAKEの魅力の発信を展開してきた。日本酒は出会うことで、人の生活を前向きにできると生駒龍史社長は語る。今後は、どんな新しい日本酒を提供してくれるのか。世界展開を見据えて日本酒と向き合う同社の挑戦は続く。(記事:香川大輔・記事一覧を見る

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