インドの携帯通信キャリア専用ブランド、世界の携帯出荷数でトップ10入りも

2018年10月28日 23:46

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記事提供元:スラド

headless曰く、 Digitimes Researchの予想によると、インドの携帯通信キャリアReliance Jio専用の携帯電話ブランド「Jio Phone」が(インド国内での出荷台数のみで)、全世界での携帯電話出荷台数トップ10に入る可能性があるそうだ(Digitimes)。

 Jio PhoneシリーズはOSにKaiOSを採用し、4Gネットワークを利用可能なフィーチャーフォン。フロントとリアにカメラを搭載し、GoogleアシスタントやWhatsAppといったアプリが利用できるほか、アプリストアからアプリを追加できる。キャンディーバータイプのJio Phoneは昨年1,800万台が売れており、今年8月にはQWERTYキーボード搭載のJio Phone 2も発売された。

 Digitimes ResearchではJio Phoneシリーズの出荷台数が2018年1年間で2,500万台~3,000万台になるとみており、10番目に大きな携帯電話(スマートフォン・フィーチャーフォン合計)ブランドになると予想する。なお、他社によるデータかつスマートフォンのみなので直接比較はできないが、Counterpointによると2017年のスマートフォン出荷台数10位のAlcatelは2,070万台となっている。ちなみに、Counterpointの2018年第1四半期分データによると、Reliance Jioはフィーチャーフォンの世界シェア15%を獲得してNokia(HMD Global)を上回る世界1位になっており、インドでは35.8%と圧倒的なシェアを獲得している。

 最近はスマートフォン売上の伸びが鈍る一方、低スペック・低価格端末でスマートフォンの機能を利用可能なKaiOSのようなOSを搭載した4G対応フィーチャーフォンの売上が大幅に増加している。Digitimes Researchでは、2019年にはKaiOSがモバイルOS市場で世界シェア3%を獲得すると予想している。

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