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安定した展開&演技に定評あり!連続テレビ小説「まんぷく」が好スタート
■安藤サクラ主演「まんぷく」が好スタート
2018年の前半に放送されたNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」が終わり、10月から「まんぷく」がスタートした。初週の平均視聴率は21.9%と、好発進になっている。今回の主役はオーディションではなく、はじめからベテラン女優である安藤サクラが務めることとなった。安定した演技と王道の展開ということで、朝から安心感を持って視聴できるドラマとして注目されている。
■激動の時代を生きた夫婦を描く「まんぷく」
「まんぷく」はインスタントラーメンを作り出した日清食品の創業者・安藤百福氏とその妻・仁子(まさこ)氏の夫婦をモデルに描かれた連続テレビ小説ある。この仁子をモデルにした今井福子役を安藤サクラ、百福をモデルにした立花萬平役を長谷川博己が務める。百福氏に関してはさまざまな資料があるも、仁子氏に関した資料がほとんど存在しないためオリジナル要素を過分に含むことになる。
一般的に朝ドラのヒロインはオーディションで決めることが多いが、今回は安藤サクラに直接オファーする形となった。安藤は2017年6月に長女を出産したばかりで育児に専念つもりだったが、朝ドラヒロインを務めることはかねてからの夢であった。また、夫である柄本佑や家族からの支援もあり、今回のオファーを受けることとなった。
さらに、NHK側でも安藤にオファーを行うに当たって育児へのサポートを確約。撮影時間は19時までで切り上げ、クランクインの時期も5月の大型連休時期からスタートし、さらに大阪局内に託児スペースを作るなどあらゆる対応を施した。
■「まんぷく」のあらすじ
昭和13年、大阪にある高等女学校を卒業した三人姉妹の末っ子、今井福子(安藤サクラ)は地元ホテル「大阪東洋ホテル」に就職。
その後、数カ月後に控えた姉の長女・咲(内田有紀)の結婚を楽しみにしながら、ホテルの電話交換室の仕事を懸命にこなしていた。昭和16年、ついに咲の結婚式が行われることとなる。そこで福子は立花萬平(長谷川博己)と偶然再会する。福子のスピーチとうれし涙を見た萬平は、彼女に一目惚れをしてしまい、交際を申し込むことになる。彼の告白を福子は受け入れるも、母親である鈴(松坂慶子)は反対。さらに、咲は重い結核を患ってしまうこととなり、福子の前にさまざまな問題が積み上がっていくこととなるー。
本作の主人公である福子は女学校を卒業後にすぐ就職することになるが、18歳の福子からずっと安藤サクラが演じることとなっている。彼女が演じる18歳の福子は特に違和感もなく、数々の映画にて主演を務めてきた大女優だけあって雰囲気作りは抜群にうまいと感じさせる。
また、ストーリーも突然の告白から結婚に至ると思えば、ヒロインにさまざまな障害がやってくるという王道ストーリーだ。朝から見る物語としては、かなり見やすい朝ドラなのでぜひ一度は見てみたい作品となっている。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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