結婚式、最多は6月ではない!? 引き出物で注目の「人類最古のお酒」とは?

2018年10月7日 22:23

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

ジューンブライドという言葉が知られているように、結婚式が多いのは6月が多いようなイメージが強いが、実際の結婚式シーズンは秋。10月、11月が最も多い

ジューンブライドという言葉が知られているように、結婚式が多いのは6月が多いようなイメージが強いが、実際の結婚式シーズンは秋。10月、11月が最も多い[写真拡大]

 ジューンブライドという言葉が知られているように、結婚式が多いのは6月が多いようなイメージが強いが、実際の結婚式シーズンは秋。10月、11月が最も多い。

 結婚情報誌「ゼクシィ」(株式会社リクルートマーケティング. パートナーズ)が実施した「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、首都圏で2017年度に挙式を行った856人の回答者の内、13%が「10月」と「11月」の回答が最も多く、次いで「5月」が11%、「6月」は9%と意外に少ないことが分かった。秋の挙式が多い理由は、気候が安定しており、晴れの日が多いこと。ゲストも服装を選びやすく、コートなども不要であること。そして、旬の食材も豊富で食べ物も美味しいことなどが挙げられる。

 結婚式といえば、新郎新婦が頭を悩ませるのがゲストに贈るギフトだろう。前述のゼクシィ調査では、95%以上が、引き出物もしくは引き菓子などのギフトを用意しており、その点数の平均は2.8品目。ゲスト1人あたりに贈るギフトの費用は平均で6600円だった。ゲストに喜んでもらえるギフトを一品目当たり2000円程度で選ぶのはなかなか難しい。最近はギフトカタログを贈ってギフト自身に後で選んでもらう方法も増えているが、カタログだけというのも何だか味気ないものと考える人も多いようだ。

 では、結婚式のギフトで人気のものは何だろうか。結婚式は縁起物なので、やはり意味のある物を贈りたい。引き菓子ならば「紅白饅頭」などが定番だが、最近は洋風のお菓子や飲み物を贈るオシャレなカップルも増えている。

 例えば、新しい定番になりつつあるのが「バウムクーヘン。」バウムクーヘンは木の年輪を模したお菓子。そして、幸せを年輪のように積み重ねていくという意味を込め、幸福を象徴するお菓子とされる。夫婦やその周りの人たちが仲良く途切れることなく、幸せに年月を重ねていけるようにとの願いが込められている。

 また、最近注目されているのが、世界最古のお酒と言われている蜂蜜のお酒「ミード」だ。古代から中世にかけてのヨーロッパでは、婚礼から1ヶ月の間、新婚夫婦とその親族が蜂蜜酒を飲み続ける蜜月「ハニームーン」という習慣があり、これが現在の「ハネムーン」の語源となったといわれている。

 ミードは、蜂蜜とお水で造った醸造酒で、その歴史はワインよりも古く、1万年以上も前から飲まれていたという。主成分が蜂蜜ということで、その栄養価も高く、消化や吸収を助け、ストレスの解消にも効果があるといわれている。

 日本ではまだ一般的に飲まれていないが、山田養蜂場などがネット販売などを行っており、結婚式のギフトでもらったのを機に継続して飲む人も増えてきているという。

 大切なゲストに本当に喜んでもらうものをと思えば思うほど、ギフトの選択には頭を悩ませるだろう。健康にまで気を配ったギフトを贈れば、ゲストもきっと喜んでくれるに違いない。(編集担当:藤原伊織)

■関連記事
増える親元未婚 未婚率上昇の要因か
2017年の入離職者数は54万人の入職超過。女性で入・離職率が低下傾向
相続で配偶者保護手厚く 民法改正案が衆院通過
日本は「産みやすい国に近づいていない」72.7%
共働き世帯増加と働き方改革

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事