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外食売上、8月は24カ月連続プラス パブ・居酒屋も8カ月ぶり増に
日本フードサービス協会が25日に発表した8月期の「外食産業市場動向調査」の集計結果によれば、8月の外食産業市場における売上高(全店データ)は前年同月比2.9%増となり、24カ月連続で前年を上回った。
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8月は台風の上陸による集中豪雨や猛暑などマイナス面も多かったものの、東京を中心に前年に比べると雨天日が少なかったことがプラスに影響。全体の客数は同1.0%増加し、また価格の改定や各社が独自に行ったキャンペーン、さらに季節メニューの訴求効果などが功を奏し、客単価も同1.9%増となった。
業態別にみると、まずファーストフード業態は、全体売り上げが同3.1%増と好調。「洋風」はディナー時間帯におけるキャンペーンやランチセット、そして季節商品などの売れ行きが伸び、売上は同4.1%増。「和風」も夏休み中の子どもを対象にしたクーポン券の配布のほか、アルコール類のキャンペーンによる効果で客数・客単価ともに上がり、同4.7%増となった。さらに、「麺類」はやや客足が伸びなかったものの同0.6%増、「持ち帰り米飯・回転寿司」は価格の改定による単価上昇の影響で同2.7%増となっている。
ファミリーレストラン業態では、全体売上は同2.5%増。「洋風」は専用のスマホアプリを活用するなどの取り組みにより同1.2%増となり、「和風」は客単価上昇の影響で1.0%増、「中華」はキャンペーン効果とメディア露出の影響で客足が増え、同5.7%となった。「焼き肉」は夏休みとお盆の帰省需要の影響で客足が伸びて同5.9%増となり、21カ月連続で前年を上回っている。
パブ・居酒屋業態も安定した天候の影響で好調。同1.9%増と、8カ月ぶりにプラスとなった。「パブ・ビアホール」の売上は同1.4%増、「居酒屋」はお盆の帰省需要もあって同2.1%増だった。
その他、ディナーレストラン業態は同4.2%増、喫茶業態も猛暑により冷たいドリンクやかき氷の売れ行きが伸びて同1.2%増となった。(記事:荒川・記事一覧を見る)
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