8月のコンビニ売上は前年比1.0%増 既存店客数は30カ月ぶりのプラスに

2018年9月21日 11:46

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 日本フランチャイズチェーン協会が発表した8月のコンビニエンスストア統計調査月報によると、夏場の暑さや行楽需要もあって客数が伸びたことから、既存店・全店ともに売上が前年比プラスとなったことが分かった。

【前月は】豪雨の影響あるも夏物好調で既存店は2カ月連続プラス コンビニ7月売上

■暑さや行楽需要で既存店・全店ともにプラス

 20日、日本フランチャイズチェーン協会が8月のコンビニエンスストア統計調査月報を発表した。店舗売上高は、既存店ベースが8,731億1,600万円で前年同月比1.0%増となり、3カ月連続の前年同月比プラス。全店ベースが9,848億2,500万円で同2.0%増となり66カ月連続のプラスだった。

 これまでから引き続きカウンター商材や中食が好調だったことに加え、気温の高さや行楽需要もあったことで夏物商材の売れ行きが良かったという。

■既存店客数が30カ月ぶりのプラス

 来店客数は、既存店ベースが14億194万2,000人で前年同月比0.03%増となり、30カ月ぶりの前年同月比プラス。全店ベースが15億5,712万3,000人で同2.4%増となり、10カ月連続のプラスだった。なお、店舗数は5万5,483店で同0.7%(391店)増となっており、店舗の増加以上に客数が増えている。

 また、平均客単価は、既存店ベースが622.8円で同1.0%増となり、41カ月連続のプラス。全店ベースが632.5円で同0.5%増となり、14カ月連続のプラスだった。

■食品がプラス、サービスがマイナスに

 8月動向では食品関連の伸びが示されているが、既存店の商品構成比や前年同月比にも変化が出ている。日配食品の構成比は36.9%、前年同月比では1.3%増、加工食品の構成比は28.6%、前年同月比では2.9%増と、食品はどちらも伸びている。非食品の構成比は29.3%、前年同月比では0.2%増と微増に留まったものの、商品券や各種チケット、宅配便やクリーニングなどの取扱が対象となるサービスの構成比は5.2%で、前年同月比では5.9%減だった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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