ノムラシステムコーポレーションは調整一巡期待、ERP導入コンサルティングが主力

2018年9月10日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ノムラシステムコーポレーション<3940>(東1)はERP導入コンサルティング・保守を主力としている。18年12月期営業増益予想である。株価は上値の重い展開だが調整一巡を期待したい。

■ERP導入コンサルティング・保守が主力

 独SAPのERP(統合基幹業務システム)導入コンサルティング・保守を主力として、クラウドソリューションやビッグデータコンサルティングも強化している。8月14日にはハートコアへの資本参加、業務提携、および同社のRPAツールの国内販売ライセンス契約締結を発表した。

■18年12月期営業増益予想

 18年12月期の非連結業績予想は、売上高が17年12月期比2.2%増の25億90百万円、営業利益が2.6%増の4億18百万円、経常利益が3.2%増の4億18百万円、純利益が4.5%減の2億85百万円としている。需要が堅調に推移する見込みだ。長期的な競争力獲得に向けてコンサルタントのスキルアップに注力する。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比1.9%増収、営業利益が8.6%減益、経常利益が6.0%減益、純利益が16.0%減益で、通期予想に対する進捗率は売上高48.7%、営業利益45.6%、経常利益46.7%、純利益43.5%だった。第3四半期以降の挽回に期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価(18年3月1日付でJASDAQから東証2部に市場変更、18年6月11日付で東証1部に市場変更)は7月の戻り高値1468円から反落した。1月の年初来高値1520円を抜けず上値の重い展開だが、調整一巡を期待したい。9月7日の終値は1121円、今期予想PERは約22倍、時価総額は約63億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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