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今回も小型株の需給的な後押し要因となるか、SMBC日興証券(花田浩菜)
*11:49JST 今回も小型株の需給的な後押し要因となるか、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
8/1付の「DailyOutlook」では、日銀のETF購入配分見直しと小型株について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『日銀は7月30、31日に開催されていた金融政策決定会合で、金融政策として購入している上場投資信託(ETF)の配分見直しを決めた。ETFの年間購入額5.7兆円のうち、TOPIX連動型の購入比率を現状の3分の2程度から4分の3程度へ増やし、日経平均連動型などを減らすとしている(弊社推定割合)。2016年9月21日にも、日銀はTOPIX連動型の購入比率を上げる配分変更を発表している。当時、配分見直しの影響として、東証1部上場の小型株が大型株をアウトパフォームする現象がみられた』と伝えています。
続けて、小型株には魅力的な事業を展開し、良好な業績内容を誇っているにもかかわらず、市場参加者が少ないために投資対象としては敬遠されている銘柄があることを挙げ、『TOPIXは、東証1部上場のほぼ全銘柄を対象とした指数である。日銀によるTOPIX連動型ETFの購入比率引き上げにより、投資対象として敬遠されがちな小型株にも資金が流入し易くなり、取引に厚みが増す可能性があるだろう。前回のETF配分見直し時に小型株が大型株をアウトパフォームした現象は、こうした影響が少なからずあったと考えられよう』と分析しています。
さらに、『今回も小型株の需給的な後押し要因となる可能性があるだろう』とまとめています。
最後にレポートでは、『日銀ETF購入配分見直し後の小型株/大型株の推移』をグラフにして紹介しています。詳しくは8/1付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》
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