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5月のコンビニ売上、既存店が5カ月ぶりのマイナスに
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■既存店売上高が5カ月ぶりのマイナス
20日、日本フランチャイズチェーン協会が2018年5月度のコンビニエンスストア月報を発表した。店舗売上高は、既存店ベースで8,053億6,000万円と前年同月比98.8%、全店ベースでは9,147億4,900万円で前年同月比100.9%。全店ベースでは63カ月連続のプラスだったものの、既存店ベースでは5カ月ぶりのマイナスとなった。
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5月は、全国的に降水量が多かったことと、ゴールデンウィーク期間中に気温が低かったことで来店客数の減少やアイスクリームなどの売り上げが不調だったという。一方で、カウンター商材やサラダ・惣菜・冷凍食品等の中食は引き続き好調に推移している。
■店舗増も売上や来客数の伸びが鈍る
5月時の店舗数は5万5,438店。昨年5月は5万4,654店だったことから1.4%増加した。新規店舗の規模もあるため一概に言えないものの、全店ベースの売上高が前年同月比0.9%増のため、店舗数ほど売上高が伸びていないことが分る。
来店客数は、既存店ベースが13億3,173万1,000人で前年同月比97.5%、全店ベースが14億9,070万人で同100.2%だった。既存店は27カ月連続のマイナス、全店は7カ月連続のプラス。売上高と同様に全店ベースの来客数は店舗数の増加割合を下回っている。
■客単価は既存店・全店ともにプラス
客単価は、既存店ベースが604.7円で前年同月比101.3%、全店ベースが613.6円で同100.7%だった。既存店は38カ月連続のプラス、全店も11カ月連続のプラスとなっている。
既存店ベースの商品構成比は日配食品が36.6%(同100.5%)、加工食品が27.7%(同98.4%)、非食品が30.2%(同98.5%)、サービスが5.5%(同92.2%)。カウンター商材やザラダ、惣菜などが好調だったことで、日配食品がプラスとなったようだ。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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