決済サービスLINE Pay、研究開発店舗にてコード決済を導入

2018年6月16日 11:37

印刷

「LINE Pay」でのコード決済利用画面のイメージ。(写真:LINE発表資料より)

「LINE Pay」でのコード決済利用画面のイメージ。(写真:LINE発表資料より)[写真拡大]

 LINE Payは「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」にて、コード決済を6月15日から導入した。

■コードを読み取るだけで楽々支払い

 LINE Payのコード決済を導入するのは、研究開発店舗の「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」。ロイヤルホストを展開するロイヤルホールディングスが運営しており、クレジットカードおよび電子マネーのみで支払いが可能な店だ。

 VISAなどのクレジットカード、楽天Edyなどのプリペイド型電子マネーに加わったのがコード決済。コード決済とは、スマートフォン上にアプリを利用してQRコードやバーコードを表示、店側が読み取り決済する方法だ。または、ユーザーが店舗のコードをスマートフォンで読み取る方法で決済できるので、現金もクレジットカードも不要となる。

■LINE Payでできること

 そもそもLINE Payとは何かというと、SNS大手のLINEが提供している送金・決済サービスである。アカウントを作成すれば、銀行振替やPay-easy、クレジットカードなどでチャージが可能。LINEユーザー同士での送金や、加盟店舗での買い物でも決済に使える。

 メリットは、現金を持ち歩かなくとも決済ができることや、口座情報を知らなくてもLINEユーザー同士でのお金のやり取りができることなど。飲み会の後、割り勘がLINE上でできるなど、使い方によってはかなり便利だ。また、クレジットカードを持っていなくとも、コンビニでのチャージができる点もうれしい。

■手間いらずの、テーブルでできる決済方法も

 上述の店舗ではLINE Pay初の取り組みである、セルフテーブル決済にも、7月15日から対応する。セルフテーブル決済は、LINE Payユーザーが客席にあるタブレットで、LINE Payを決済方法として選ぶことで可能。これだけで支払いを完結できるので、支払いの際に店員を呼ぶ必要も、レジに行く必要もない。これはGUなどの店舗や、スーパーマーケットなどで利用が拡大している、セルフレジの飲食店版と言えるだろう。

 注文をテーブルにある端末から行う、セルフオーダーは回転寿司や居酒屋で既に登場しつつある。しかしセルフ決済となると、飲食店ではまだまだ少ない様子。売上強盗などの犯罪も防止できると支持する声もある一方、こうした新しい取り組みになじめない層への配慮を求める声も。しかしサービス業での人手不足が深刻な問題となっている今、キャッシュレス決済の流れは止められないようだ。(記事:stellarlight・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事