グローバル・フィンテック分野へ重点投資する「GMO Global Fintech Fund」へ出資

2018年6月4日 09:08

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:08JST グローバル・フィンテック分野へ重点投資する「GMO Global Fintech Fund」へ出資
GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングスは、ベンチャー投資やインキュベーション事業を展開するGMOVenturePartnersが設立する「GMOGlobalFintechFund(正式名称:GMOGFF投資事業有限責任組合)」への出資を決定した。
GMOフィナンシャルホールディングスは、マネーフォワードとともに戦略パートナーとして、このファンドに参加し、国内外のスタートアップ企業を支援していく。

■GMOGlobalFintechFundへの出資の理由

Fintechの台頭により、既存の金融機関ではないベンチャー企業が融資や送金、資産運用等の分野で新しいサービスやビジネスモデルを生み出しており、金融を取り巻く環境は大きく変わろうとしている。GMOフィナンシャルホールディングスは、ファンドへの参加を通じて、世界各国のFintech関連スタートアップ企業との連携を強化し、利便性と安全性に優れた金融サービスの開発や新規事業を創出することで、GMOインターネットグループの企業理念「金融サービスをもっとリーズナブルにもっと楽しく自由に」の実現を進め、事業成長を加速させていく。

■GMOGlobalFintechFundの概要

「GMOGlobalFintechFund」は、投資先13社が上場した実績があり、経験豊富なGMOVenturePartnersがGeneralPartnerとして運営し、さらに、金融分野で豊富な実績とノウハウを持つGMOフィナンシャルホールディングスとマネーフォワードが戦略パートナーとして参画。幅広いネットワークと事業展開力、金融テクノロジーを活用して、日本国内にや北米、インド、東南アジアへのスタートアップ企業に投資を行い、投資先のバリューアップを行う。

■GMOGlobalFintechFundとは?

名称:GMOGFF投資事業有限責任組合
設立日:2018年6月1日(金)
運営期間:10年(最大2年の延長期間有)
募集予定金額:上限100億円
投資対象:FinTech関連スタートアップおよび、独自の高い技術・事業モデルを持ち、グローバルで事業展開できるインターネットサービス関連スタートアップを対象。なお、FinTech分野では今後の成長の可能性が高いと思われる「オルタナティブレンディング」や、「金融機関向けRPA」、「AIを活用した与信アルゴリズムの開発」などの分野に注目。なお、このファンドは、インドネシアで急成長する後払い決済事業者FinAccelPteLtdへの出資が決定している。

■投資先企業について

FinAccelPteLtdは、東南アジア最大のEC市場であるインドネシアで、後払い決済「Kredivo」を展開している。クレジットカードを保有していない個人向けの与信アルゴリズムに強みをもち、現地の大手ECサイトに導入され、急成長している。


【ニュース提供・エムトレ】《HT》

関連記事