5月の日本株市場振り返り、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年6月1日 11:55

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記事提供元:フィスコ


*11:55JST 5月の日本株市場振り返り、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/1付の「DailyOutlook」では、5月の日本株市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『5月の日本株市場を振り返ると、序盤は決算発表をにらみながらの個別物色となったが、中旬には米中関係を巡る懸念の後退や米朝首脳会談への期待などで堅調に推移。ただ、5月21日に日経平均23,000円を回復して以降は、イタリアの政局不安などから下落に転じた。東証33業種別株価指数の動向を探ったところ、海運業や鉱業などは原油価格に右往左往したほか、輸送用機器は米政府が自動車の輸入関税引き上げを検討していることなどが重石となった』と伝えています。

続けて、堅調な推移を示したのは内需やディフェンシブ関連の業種だったことを挙げ、『このように相対的に内需やディフェンシブ関連が選好されたなかで、外需・景気敏感関連である化学の健闘が目立つ。ただ、指数を構成する銘柄をみると、上昇の牽引役となっているのは素材としての化学メーカーではなく、花王(4452)やユニチャーム(8113)といった日用品、資生堂(4911)、コーセー(4922)、ポーラ・オルビスHD(4927)といった化粧品、つまりインバウンド関連の銘柄だ』と分析しています。

さらに、『これに限らず他の業種のインバウンド関連銘柄も概ね堅調な株価推移をしている。このように業績が堅調で成長性が期待されるテーマには、日本株市場の動向にかかわらず、投資資金が流入しているといえよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『業種別株価指数騰落率(4/27~5/31)』をグラフにして紹介していますので、詳しくは6/1付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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