【レビュー】物をシェアするアプリ「Quotta」リリース、副業にも

2018年6月1日 11:54

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アプリイメージ。(嶋ノ屋)

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 嶋ノ屋がユーザー同士でモノを貸し借りできるアプリ「Quotta(クオッタ)」をリリースしたことを発表した。モノをシェアリングするアプリがリリースされるのは日本初で、現在はiOS版のみだがWEB版およびAndroid版も順次リリース予定だ。

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■アプリ上から必要なものをレンタル・出品が可能

 このアプリを今回、iPad上から起動してみた。使い方はいたって簡単だ。まずアプリをインストールし、Facebookアカウント、もしくは、メールアドレスとパスワードにて登録する。登録が完了すると、アプリ上にレンタル可能なモノの一覧がカテゴリごとに画像と値段/日で表示される。カテゴリは旅行、家電、レディース、メンズ、キッズ・ベビーなど細分化されており、キーワードでの検索も可能だ。

 アプリにはID認証として運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証+住所確認書類のいずれかを提出し本人確認を完了させる項目がある。出品者はこのID認証を利用して、借りる相手の身分証登録を求めることができる。なお、身分証確認はQuotta運営がおこなうため、取引相手に公開されることはない。

 現在のところ出品されているモノには、ブランド物のファッション小物や衣服、ポケットWi-Fi、着物、喪服、ベビーカー、チャイルドシート、キャリーケース、ガジェット機器などがある。これらの出品物には貸出可能日数、送料、発送元、破損・紛失時の補償、延滞料などの詳細な項目が示されており、出品者の評価も見ることができる。

■モノを貸し出すことでスマホ副業にも

 出品者と借り主のお金のやり取りはすべてQuottaが仲介し、月額費用も無料だ。取引手数料も現在は無料とのこと。売り上げは借り主に商品が届くと順次反映され、振込申請をすればQuottaから振り込まれる。売上金1万円未満の場合は手数料210円が発生するので注意が必要だ。

 借りる側にとっては、レジャー用品やベビー用品など使う期間が限られてるものをなるべく安く借りたり、自分にあったものを探せる機会が増えるメリットがある。出品者にとっても、フリマで売ってしまうのではなく貸し出すことで継続的にお金を得られるため、貸してもいいモノを持っている人にはスマホ副業としても期待が持てそうだ。

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