買い越し続く海外投資家、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年5月14日 11:49

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記事提供元:フィスコ


*11:49JST 買い越し続く海外投資家、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/14付の「DailyOutlook」では、買い越しの続く海外投資家について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『今週は14日に米国がイスラエルの大使館をエルサレムに移転する予定。地政学的リスクの高まりは懸念されるが、16日頃にイスラム教の断食月(ラマダーン)が始まるため、しばらく大きな動きがあるとは考えにくくなるだろう。また日本時間15日にMSCIスタンダード指数の半期構成銘柄見直しが発表される予定。見直しに伴う売買が実施される31日まで思惑を呼ぶものの、そこまでの材料と言えよう。一方、16日は我が国の1-3月期GDP(1次速報)が発表され、前期比年率でわずかにマイナス成長が見込まれている。しかし、それで本格的な景気後退を予見する向きはほとんどいないようだ』と伝えています。

続けて、5月第1週の投資部門別売買動向(現物・先物合計)で海外投資家は5週連続の買い越しであったことを挙げ、『その間の買い越し総額は約2兆円に迫る。3月末辺りからドル円が円安に反転したことなどで彼らは買い戻しに動いたのだろう』と分析しています。

さらに、『もっとも買い越しに転じる前は12週間にわたり9兆円以上も売り越していた。そのすべてを買い戻すとは限らない。しかし、決算発表シーズンが終わると、ガイダンスリスクを織り込んだマーケットは、次にガイダンスの上方修正を織り込むステージに入っていくとみている。ならば海外投資家の買い越しは、当面続くのではないか』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。具体的には、米4月小売売上高や4月全国消費者物価指数、主要企業の決算発表予定が掲載されていますので、詳しくは5/14付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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