二次創作のLINEスタンプ制作・販売が一部可能に、権利者公認プロジェクト開幕

2018年5月2日 06:59

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東方Projectとのコラボ画像 (c) 上海アリス幻樂団

東方Projectとのコラボ画像 (c) 上海アリス幻樂団[写真拡大]

 LINEが著作権権利者と協働し、人気キャラクターの図案などを権利者公認の上でLINEスタンプとして制作・販売を許可するプロジェクトが開始される。「LINE Creators Collaboration」と名付けられたものだ。

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 基本的なところから説明していこう。LINEには「LINE Creators Market」というものがある。誰でも(LINEユーザーであること、などの当たり前の規定はあるが)LINEスタンプを制作し、販売することができる(もちろん審査などはある)。現在既に販売中のスタンプは100万セットを突破するなど、その市場規模は侮りがたいものがある。

 しかし「LINE Creators Market」においては、原則として第三者の知的財産権を侵したものや、権利の所在が明確でないもののスタンプ化は禁止されていた。だが、好きなキャラクターを描いてスタンプ化したいというニーズは根強く、今回のようなプロジェクトが行われる運びとなったものである。

 さて、「LINE Creators Collaboration」であるが、まずは第一弾として、上海アリス幻樂団の『東方Project』とのコラボレーションが行われる。LINEスタンプの販売可能期間は2018年6月1日から2019年5月31日までの1年間であるが、それに先立って審査受付期間があり、これは2018年4月27日より既に開始されている。なお、販売するLINEスタンプは最低8個から、価格は最低120円からという決まりになっている。

 注意事項として、期間は変更される可能性もあるし、また、期間終了時に自動的に販売停止の処置がとられ、販売再開などは禁止されている。購入した側は、スタンプを期間終了後にも使用することが可能である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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