ソフトバンクG、三井海洋、ビックカメラなど/本日の注目個別銘柄

2018年4月11日 15:58

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記事提供元:フィスコ


<3289> 東急不HD 752 -31反落。野村証券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしているが、反応はいまひとつのようだ。19年に竣工する予定の「南平台プロジェクト」と「道玄坂一丁目プロジェクト」の価値を新たに織り込み、目標株価は780円から920円に引き上げている。ともに竣工時は満室稼働になるとみている。業績は、18.3期営業利益735億円予想に対して19.3期780億円を予想している。

<6269> 三井海洋 2785 +200大幅続伸。早大・東大などの研究チームでは、南鳥島周辺の海底下にあるレアアースの資源量が1600万トン超に達することを明らかにしたと伝わっている。レアアースを効率よく回収する技術も確立、政府や民間企業と協力して採掘を検討していくとされている。同社は東大の加藤教授らとコンソーシアムを設立しており、活躍余地は高まるとの期待感が先行しているようだ。

<6432> 竹内製作所 2552 +202大幅続伸。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は141億円で前期比5.4%増益、従来予想の126.5億円は上回り、一転増益を確保した。一方、今2月期は127億円で同10.1%減益の見通し。原材料コストの上昇やドル安円高が響くとみているもよう。ただ、足元の株価下落で業績鈍化ガイダンスは織り込み済み、年間配当予想も前期の36円から40円に引き上げ計画にあり、あく抜け感にもつながっているようだ。

<3048> ビックカメラ 1863 +131大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、営業益は前年同期比43%増の133億円となり、会社計画110億円を上回った。12-2月期では同50%増と、伸び率が高まる格好に。子会社群の収益改善が上振れ要因だが、EC売上なども好調に推移。会社側では通期計画を250億円から270億円に上積みしたが、上期分のみの反映であり、一段の上振れ期待もあるようだ。自己株式の公開買付実施によるEPS向上も支援。

<9984> ソフトバンクG 7980 +266大幅続伸。傘下の米通信会社スプリントとTモバイルUSが再び合併交渉を行っていると報じられており、前日のスプリント株価は約17%の急伸、同社にも買い材料につながっている。また、CEOが議会証言を行ったフェイスブックをはじめ、エヌビディアなど米大手ハイテク株が上昇したことなども安心感につながっているようだ。

<6048> デザインワン 1301 +205大幅反発で上昇率トップ。前日に第2四半期の決算を発表、累計営業利益は3.5億円で前年同期比24.5%増となった。店舗情報口コミサイト「エキテン」の有料店舗会員数、オプションプランの利用店舗数増加などが好業績の背景に。第1四半期は1.5億円で同8.5%減益であったため、12-2月期は想定以上の収益拡大となる形に。通期予想の上振れ期待なども高まっている。

<3064> MRO 3905 +140大幅反発。前日に発表した3月の月次動向が好感されている。売上高は前年同月比22.3%増の91.5億円、3カ月連続で2割成長となっている。また、3月の新規顧客獲得数は53100アカウントで前月比22.9%増と大きく拡大、TVCM効果などによってスマホからのアクセスが増加したもよう。新規顧客の獲得数拡大は今後の継続的な売上成長へとつながっていくため、ポジティブに捉える動きが優勢となっているようだ。

<8841> テーオーシー 977 +52大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1200円から1520円に引き上げている。発行済み株式数の24%に相当する3300万株の自己株式消却を行ったことを受けて、1株当たり指標を中心に業績予想を見直したようだ。同社最大の不動産を売却した資金で、自社株買いを行い消却した点は評価できるとしている。

<7649> スギHD 6140 +260大幅反発。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は247.6億円で前期比8.4%増益、従来計画の240億円を上回る着地になった。既存店売上高が好調に推移したほか、物流改革の効果などで粗利益率も改善した。今2月期会社計画は255億円で同3.0%増益、250億円レベルのコンセンサス予想も上回っている。好決算評価のほか、3月の既存店売上高が前年同月比6.8%増と高い伸びを示したことも評価。《DM》

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