自分なりの相場見通しや戦略を持つこと~投資の学校(高井ひろえ)

2018年4月11日 14:49

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記事提供元:フィスコ


*14:49JST 自分なりの相場見通しや戦略を持つこと~投資の学校(高井ひろえ)
こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの講師である戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

足元の東京市場は、貿易戦争を巡る報道で右往左往しており、方向感の掴みにくい展開が続いていますね。今後の相場見通しを立てにくいなか、投資活動を迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。さて、本日ご紹介するコラムでは、戸松信博先生が『「自分なり」の相場見通しや戦略を持つこと』という記事でご自身の意見を述べています。

まず冒頭で、戸松先生は、『日本の直近相場を振り返りながら、今後の見通しをみていきましょう』とし、前週の東京市場について、『貿易戦争を巡る報道で右往左往するなか、日経平均は週間113円高と小幅に上昇しました。しかし商いを伴った強い上昇は出ず、相場判定は(短期)下落トレンドを継続』と指摘し、続けて『企業業績からすれば今の株価は圧倒的に割安なのですが、この割安状態が2ヶ月以上も続いているため、50日線がいよいよ200日線に迫り、長期デッドクロスも視野に入ります。相場のリズムが悪いことに加え、医薬、電気・ガス、小売などのディフェンシブセクターが比較的堅調となっている一方、景気敏感セクターは一斉に不調です。新興市場も先週は大きく下げました』とリスクオンからはほど遠い雰囲気と分析しています。

また、『今は貿易戦争懸念が相場を揺らしていますが、当初は金利上昇だったはずです。その後森友問題から貿易戦争と移り、何かと下げの理由にしたがっている様子です』と、2か月間にも及ぶ下落トレンドの継続理由については、いずれも本質的なものではないと言及。加えて、『この間も景況感こそ資産価格下落でやや後退しているものの、企業業績は変わらず強いままと思います。こちらはころころと変化するものでなく一貫した本質です』との見解を述べています。

最後に、『短期の相場に右往左往せず、メンタルで負けないためには、さまざまな観点から相場の現状、そこから得られる情報から相場の見通しを立てること』とまとめています。
ここまでの戸松先生の見解を踏まえて、目先の値動きに左右されずに、自分なりのしっかりとした見通しを持つことに重きを置きながら、市場をみていきましょう。なお、上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の4月10日付のコラムである『「自分なり」の相場見通し、戦略を持つこと』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ《FA》

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