ファーストリテ、ジンズメイト、昭電工など/本日の注目個別銘柄

2018年4月4日 16:00

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記事提供元:フィスコ


<7448> ジンズメイト 873 +44大幅続伸。前日に発表した3月の月次動向が買い材料視されている。既存店売上高は前年同月比40.2%増、8カ月連続でのプラス成長、かつ2カ月連続での2ケタ成長となっている。MD強化に取り組んでいるウイメンズ部門が好調推移のほか、気温上昇に伴って夏物商品の売り上げも伸びたもよう。比較的、衣料品専門店各社の3月の動向は順調だが、なかでも同社の伸び率は現在突出する格好になっている。

<9983> ファーストリテ 45200 +1310大幅続伸。前日に3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比13.0%増、客数が同7.7%増となったほか、客単価が同4.9%上昇した。2カ月連続でのプラス成長となり、12月の同18.1%増以来の高い伸びとなっている。気温の上昇に伴って春夏商品やジーンズの販売が好調であったもよう。下半期の順調なスタートに伴って、12日に予定の上半期決算に対する期待感なども高まる形に。

<1820> 西松建 2774 +204大幅反発。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も3250円から3500円に引き上げている。19.3期は増収増益が予想されること、株価の調整が進み一段と割安になったことなどを格上げの背景としている。堅調な受注と繰越工事の消化によって19.3期以降は売上高が拡大する局面が想定され、採算重視の受注活動継続により、採算の悪化もないと判断しているようだ。

<4763> C&R 1127 +69大幅反発。19.2期営業利益は20億円程度で、前期推定比1割程度増えそうだとの観測報道が伝わっている。人手不足に悩む制作会社から、テレビ番組やゲームの制作請負の受注が拡大し、3年連続での過去最高益となるようだ。一部季刊誌予想の19億円なども上回る水準となっており、あらためて良好なファンダメンタルズに評価を高める動きが優勢に。

<4004> 昭電工 3895 -635大幅続落。野村証券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も6700円から4700円に引き下げ。中期的に強気としていた黒鉛電極の見方について、19.12期から世界の黒鉛電極の需給が悪化するという見方に変更したようだ。従来の想定より早く、中国での黒鉛電極の生産量の増加が見込まれるとの判断。18.12からの中期EPS成長率は8%程度のマイナス成長を予想。

<8698> マネックスG 446 +22続伸。コインチェックの買収報道を受けて前日は急伸したが、本日は利食い売りが優勢の展開。会社側でも交渉の事実は認めている。ドイツ証券では、現時点ではニュートラルなニュースフローと判断のもよう。承継する資産額や訴訟リスクを含めた負債額が不明、内部管理体制強化への費用が不透明、相場低迷や規制強化で業績の収益見通しが悪化しているなどを指摘している。一方で個人主体による成長期待は高まる格好。

<2809> キユーピー 2514 -256大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は57.2億円で前年同期比2.7%増となった。タマゴやサラダ・惣菜部門の収益が伸びた。上半期計画156億円、同5.5%増益の見通しは据え置いているが、やや進捗率は低く、ネガティブな見方が優勢。野村証券では、中国事業における家庭用マヨネーズ市場の競争激化が見えた点は中期成長期待の低下につながるとし、目標株価を2900円から2700円に引き下げ。

<6383> ダイフク 5890 -300大幅続落。トヨタグループや米アマゾンなど巨大企業の新規参入が相次いでいるとの報道を嫌気売る動きになっている。業界シェアトップ企業として、ネット通販の隆盛など良好な外部環境の恩恵をこれまで大きく享受してきたが、今後は競争激化に伴って、収益成長が鈍化していくのではとの警戒感へとつながっているもよう。

<7545> 西松屋チェ 1290 +76大幅続伸。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は68.6億円で前期比12.9%減益、従来予想の79.4億円を下回る形となった。人件費など販売管理費の増加が減益要因に。一方、今2月期は82.8億円で同20.8%増益、想定通りの収益回復見通しを受けて見直しの動きが強まる形に。また、発行済み株式数の0.51%に当たる32.5万株上限の自社株買い実施も発表、支援材料とされている。

<5957> 日東精工 773 +74大幅反発。東海東京証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を860円としている。中期的に緩やかながらも成長が持続すると評価している。セルフタッピンねじが原価低減を背景に自動車での採用が拡大する見通しな上、人手不足や海外人件費上昇から、製造現場の効率化・省力化の動きに伴うねじ締め機の需要増加も見込めるとしている。18.12期から20.12期にかけて2ケタの増収増益基調を予想する。《DM》

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