みずほ銀行とパートナーシップを締結

2018年4月4日 09:48

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記事提供元:フィスコ


*09:48JST みずほ銀行とパートナーシップを締結

最近「エコシステム」という言葉を耳にする機会が増えている。本来の意味は「生態系」だが、これがビジネス分野で使用される時は、以下のような意味を持つ。
「複数の企業が商品開発や事業活動などでパートナーシップを組み、互いの技術や資本を生かしながら、開発業者・代理店・販売店・宣伝媒体、さらには消費者や社会を巻き込み、業界の枠や国境を超えて広く共存共栄していく仕組みのことを指す。そして、自然界の「生態系」が異質な構成要素によって良好な環境を維持させているように、多様な構成員の相互協力および平等な収益の循環が、エコシステムを健全に機能させる条件と見られている」(コトバンクより引用)
そしてもう一つ、頻繁に聞くのがイノベーションである。
「生産を拡大するために労働,土地などの生産要素の組合せを変化させたり,新たな生産要素を導入したりする企業家の行為をいい,革新または新機軸と訳されている。技術革新の意味に用いられることもあるが,イノベーションは生産技術の変化だけでなく,新市場や新製品の開発,新資源の獲得,生産組織の改革あるいは新制度の導入なども含む」(コトバンクより引用)
「エコシステム」と「イノベーション」も、経済社会が発展していくためには必要不可欠なことで、一般の消費者の生活の利便性を高めたり、この社会を幸せに豊かにするための新製品や新システムを開発し、市場にリリースしていくことは非常に価値があるといってよい。しかし、イノベーションや起業家のエコシステムを展開し、発展させるためには、人、もの、金、技術が必要だ。そこで登場するのが、世界的な規模で、イノベーション企業の海外展開や、起業家のエコシスエムの活性化を支援する世界最大の起業家支援団体である。
それが1997年に米国で設立された非営利の起業家支援団体「Endeavor(エンデバー)」である。現在、世界27か国30拠点での起業家の支援活動を行っており、9300億円、雇用者数60万人を生み出し、世界中で大きな影響を与えている。そして、エンデバー・ジャパンが設立されたのは、2016年11月のことである。
そんな世界的な起業家支援団体であるエンデバー・ジャパンとみずほ銀行【関東財務局長(登金)第6号】がパートナシップを締結した。
本パートナーシップにより、両社は世界に挑戦する国内起業家のエコシステム拡大への貢献を目指します。
みずほフィナンシャルグループでは、「M’sSalon」を運営している。これは「みずほフィナンシャルグループのネットワーク、金融サービス提供力、コンサルティング力等をフル活用して、急成長を目指すイノベーション企業に必要不可欠な経営知識、事業遂行ノウハウ、ビジネス拡大機会、資金調達サポート等を提供する会員サービス」(以上はこちらから引用)。現在、「M’sSalon」の会員数は1800社を超えている。
そうしたイノベーション企業や起業家を支援している者同士が提携することによって、とくに、グローバルに事業を展開する企業の人材育成やメンタリングなどの支援コンテンツの提供、有望なイノベーション企業を連携して発掘したり、起業家・イノベーション企業への支援ノウハウに関する情報交換等を行ったりして、世界に挑戦する起業家のエコシステム拡大に貢献することにしている。


【ニュース提供・エムトレ】《HT》

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