関連記事
米音楽業界の売上、ストリーミングサービスの成長で増加傾向
全米レコード協会(RIAA)が2017年の音楽業界収益についての統計情報を公開した(PDF、GIGAZINE)。これによると、2017年の音楽総売上は87億ドル。2015年は67億ドル、2016年は75億ドルだったので、右肩上がりの成長ということになる。
RIAAによると、SpotifyやAmazon、Tidal、Apple Music、Pandoraといった定額制音楽配信サービス(音楽ストリーミングサービス)の利用者拡大がこの成長の大きな要因だという。実際、音楽ストリーミングサービスからの収益は2014年が18億ドル、2015年が23億ドル、2016年が40億ドル、2017年が57億ドルと増加傾向にある。ちなみに2017年の米国の音楽業界の収益のうち65%は音楽ストリーミングサービスによるもので、CDなど物理媒体での販売(17%)やデジタルダウンロード(15%)を大きく上回っている。
音楽ストリーミングサービスが成長する一方で、曲/アルバム単位で購入するダウンロード配信売上は年々低下している。また、CDの売上も低下し続けているが、一方でアナログレコードの売上は増加傾向にあるそうだ。
スラドのコメントを読む | ビジネス | アメリカ合衆国 | 音楽
関連ストーリー:
ビルボードの音楽チャート、来年からストリーミング再生の無料版よりも有料版への重み付けを大きく 2017年10月22日
消えゆくPC向け光学ドライブと光学メディア 2017年10月11日
Microsoft、Groove Music Passのサービス終了とSpotifyとの提携を発表 2017年10月07日
全米レコード協会、ストリーミング再生1500回を「アルバム1枚分の売り上げ」にカウントへ 2016年02月15日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク