人工知能KIBITで福井銀行の文書データを分析、欲しい情報を抽出する実証実験を開始

2018年3月26日 09:17

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:17JST 人工知能KIBITで福井銀行の文書データを分析、欲しい情報を抽出する実証実験を開始
株式会社FRONTEOは、福井銀行において、FRONTEOが開発した人工知能エンジン「KIBIT」を用いて、銀行業務の文書データを解析する実証実験を開始した。
実証実験の狙いは、人工知能エンジン「KIBIT」が、福井銀行の行員が顧客とのやりとりなどを記録した文書のなかから、本当に必要なデータを適格に抽出できるかどうかを調べることである。
なかでも、重要なのは行員が金融商品を顧客に適切に説明を行っているかどうかの判定ができるような文書を適格に抽出できるかどうか、である。的確な文書が抽出できれば、福井銀行は顧客との取引を詳細にフォローできる仕組みづくりが容易になる。それができれば、福井銀行が掲げている「お客さま本位」の業務運営の実現を支援できることになる。この実証実験は3月、4月の2カ月間行う。
FRONTEOは、人工知能の判断の基礎となる教師データの作成と解析結果の精度検証、解析レポートを提出する。

□KIBITとは
人工知能関連技術のLandscapingと行動情報科学を組み合わせて、独自に開発した日本発の人工知能エンジン。人間の心の「機微」(KIBI)と、情報量の単位である「ビット」(BIT)を組み合わせ、「人間の機微を学習できる人工知能」という意味をもたせた。テキストから文章の意味を読み取り、人の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、判断や情報の選び方を再現できるのが魅力である。


【ニュース提供・エムトレ】《HT》

関連記事