日米欧の注目経済指標:3月ユーロ圏製造業PMIは2月並みの水準か

2018年3月17日 15:05

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記事提供元:フィスコ


*15:05JST 日米欧の注目経済指標:3月ユーロ圏製造業PMIは2月並みの水準か
3月19日-23日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■21日(水)午後11時発表予定
○(米)2月中古住宅販売件数-予想は543万戸
参考となる1月実績は前月比−3.2%の538万戸で市場予想を下回った。中古住宅価格(中央値)は前年同月比+5.8%。在庫は前年同月比−9.5%の152万戸の低水準。販売件数の減少は在庫不足や販売価格の上昇が影響したとみられている。2月については、在庫水準が十分に回復していないことから1月実績をやや上回る水準にとどまると予想される。

■22日(木)午後6時発表予定
○(欧)3月マークイットユーロ圏製造業PMI -予想は58.2
参考となる2月実績(改定値)は58.6で1月の59.6から低下した。ただ、ユーロ圏の景気回復は継続しており、価格上昇の圧力がやや高まっていることから、3月実績は2月改定値に近い水準になるとみられる。

■23日(金)午前8時30分発表予定
○(日)2月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+1.0%
参考となる1月実績は前年比+0.9%で物価上昇率は12月と変わらず。1月中の電気・ガス料金の上昇率はやや鈍化した。2月については電気・ガス料金の上昇率は1月実績を上回るとみられており、インフレ率は前年比+1%に達する見込み。

■23日(金)午後9時30分発表予定
○(米)2月耐久財受注-予想は前月比+1.6%
参考となる1月実績は−3.6%で市場予想の−1.6%程度を大きく下回った。軍用機・同部品や民間航空機・同部品の受注減が主な理由とみられる。「航空機を除く非国防資本財」の受注は前月比−0.2%で2カ月連続の減少。2月については反動増が予想されるが、3月以降の見通しについてははっきりしない状態が続くとみられる。

その他の主な経済指標の発表予定は、19日(月):(欧)1月ユーロ圏貿易収支、22日(木):(欧)3月マークイットユーロ圏総合PMI、(米)3月マークイット総合PMI、23日(金):(米)2月新築住宅販売件数。《FA》

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