【業績でみる株価】オロは17年12月期増収増益予想で18年12月期も収益拡大期待

2018年2月9日 10:33

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 オロ<3983>(東マ)は、クラウド型ERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)の開発・販売、およびデジタルを基軸としたマーケティング支援を主力としている。17年12月期は増額修正して増収増益予想である。初配当も実施する。18年12月期も収益拡大が期待される。株価は地合い悪化で上場来高値圏から急反落したが、影響は一時的だろう。

■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開

 17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタル基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。

 知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。

■17年12月期増額して増収増益予想、18年12月期も収益拡大期待

 17年12月期連結業績予想(12月14日に増額修正)は、売上高が16年12月期比15.3%増の38億90百万円、営業利益が20.2%増の8億20百万円、経常利益が13.5%増の8億円、純利益が12.8%増の5億20百万円としている。

 ビジネスソリューション事業において新規顧客獲得が好調に推移した。当初見込んでいた採用関連経費等の圧縮も寄与した。また期初時点で無配予想としていた配当は年間15円(期末一括)とした。初配当となる。18年12月期も収益拡大が期待される。

■株価は地合い悪化で急反落だが影響一時的

 株価は1月18日に上場来高値2625円まで上伸した。その後は地合い悪化で急反落したが、影響は一時的だろう。2月8日の終値は2151円、前期推定連結PERは約32倍、時価総額は約179億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
株は世に連れ、世は株に連れ=犬丸正寛の相場格言(2018/01/01)
【特集】戌(いぬ)年相場は4勝1敗、「戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる」でいい年に(2018/01/01)
【注目銘柄】マルゼンは高値圏モミ合いから上放れ、18年2月期予想は増額の可能性(2017/12/31)
【注目銘柄】アドベンチャーは調整一巡して上値試す、18年6月期大幅増収増益予想(2017/12/31)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事