【業績でみる株価】ハピネットは昨年来高値に接近、18年3月期2桁増益予想

2018年1月9日 11:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ハピネット<7552>(東1)は、玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。18年3月期2桁増益予想である。株価は17年6月の昨年来高値に接近している。

■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開

 玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。

■18年3月期2桁増益予想

 18年3月期の連結業績予想は、12月18日に純利益を7億円増額修正した。SRAとの訴訟の控訴審判決に伴って特別利益を計上した。修正後は売上高が17年3月期比3.4%増の1800億円、営業利益が13.6%増の42億円、経常利益が14.9%増の40億円、純利益が56.9%増の32億円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比17.1%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.2倍増益、純利益が3.2倍増益だった。ビデオゲーム事業の好調が牽引して計画超の大幅増収増益だった。

 玩具事業は1.2%減収だが、販管費減少で16.0%増益だった。映像音楽事業は映画「君の名は」などパッケージの好調で14.6%増収、2.1倍増益だった。ビデオゲーム事業は任天堂関連ソフトの好調で73.8%増収となり、利益は大幅黒字化した。アミューズメント事業はカプセル玩具が好調だが、カードゲーム商材が低調で2.1%減収だった。ただし利益はロケーション見直しなどで18.5%増益だった。

 修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.1%、営業利益が41.9%、経常利益が41.0%、純利益が32.6%である。クリスマス・年末年始商戦が最大の需要期となり、下期の構成比が高い季節要因を考慮すれば高水準だろう。

■株価は17年6月の昨年来高値に接近

 株価は12月27日に2216円まで上伸し、17年6月の昨年来高値2234円に接近している。

 1月5日の終値は2118円、今期予想連結PERは18~19倍近辺、時価総額は約509億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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