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ドライブレコーダーの販売、10月以降に急増 あおり運転事故の影響か
GfKジャパンはドライブレコーダーの需要変化と危険運転に関する消費者調査の結果を発表。10月以降ドライブレコーダーの販売が急増している。非保有者の半数近くが今後の購入を検討中。[写真拡大]
今年6月、あおり運転が原因で起きた東名高速道路の死亡事故が秋頃よりマスコミで話題となり、その影響でドライブレコーダーを取り付けるドライバーが急増しているようだ。
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マーケティング・リサーチ業のGfkジャパンは販売実績に基づく「ドライブレコーダーの需要動向と危険運転に関する消費者調査」を実施、その結果を公表した。
Gfkジャパンの販売実績データに基づく推計によれば、全国のカー用品量販店、家電量販店、GMS、インターネット通販における2017年のドライブレコーダーの販売台数は、9月までは前年をわずかに上回る程度で推移、しかし10月には前年同月の2.6倍、11月も2.4倍と急増している。
これに関連し、自動車保有者、約1万3500人を対象にアンケート調査を行ったところ、あおり運転事故の報道を受けて7割のドライバーが安全運転により気を使うようになったと回答し、ドライブレコーダー非保有者のうち半数近くが今後購入を検討していると回答している。
また、「運転中にあおられた経験があるか」との質問に対してドライバーの回答は、「よくある」が5%、「たまにある」が35%、「ほとんどないが、経験はある」51%、「1度もない」が8%で、「経験がある」者の合計は91%とほとんどの者があおり運転を経験している。
「あおられた場所」はどこか尋ねたところ、「一般道」が62%と過半数を上回り、「高速道路」が27%で、残りの11%が「その他/覚えていない」と回答している。
「どのようなあおられ方をしたか」を尋ねたところ、「車間距離を詰めた異常接近・追い越し」が78%で最も高く、次いで「ハイビーム」が10%、「幅寄せ」が6%、「クラクションによる威嚇」4%の順となっている。
「あおり運転の被害にあわない為にドライブレコーダーに求める機能」については、「前方・後方の両方にカメラがついていること」が55%、次いで、「夜間・暗所対応」が47%、「360度カメラ」、「長時間録画」の2つがともに41%と多くなっている。
ドライブレコーダーを取り付けたからと言って危険運転それ自体がなくなるわけではないが、その普及または標準装備が危険運転を強く抑止する効果があることは間違いない。(編集担当:久保田雄城)
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