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在庫循環で見ると米国の景気拡大期はそろそろピーク?~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)
*14:23JST 在庫循環で見ると米国の景気拡大期はそろそろピーク?~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)
こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。
eワラントジャーナルのコラムで「在庫循環」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。
世界的な株高や強い経済指標の発表が続いていていますが、米国の好景気はどこまで続くのでしょうか?皆さんも気になる話題ですね。そこで、同コラムでは景気のサイクルの中で、特に『短期の景気循環として、企業の在庫に注目した在庫循環』について分析しています。
同コラムでは、『景気が良いときはモノが売れるので企業が生産や出荷を増やしても在庫は積み上がることはありません。景気が後退してくるとモノが売れなくなるので在庫が徐々に積み上がっていき、企業は生産や出荷を減らしていくことになります。そして景気が再び回復傾向になれば在庫が足りなくなってきて、企業は再び生産や出荷を増やしていくという循環』を「在庫循環」だと述べています。
さらに、コラムでは図を利用して『米国の在庫と出荷の関係』を示しています。縦軸を「出荷(前年同月比)」、横軸に「在庫(前年同月比)」をおいたコラム内の図を見ると『右上は景気拡大期、左上は景気後退期、左下は景気停滞期、右下は景気回復期』に分けられることがわかります。さらに斜め45度の線を引くと、『右上の景気拡大期と左下の景気停滞期は序盤と終盤に分ける』ことができます。その図を見ると一目瞭然です。
図を見ていくと、米国は2015年から2016年の前半は在庫・出荷ともにマイナス圏の景気停滞期にありましたが、2016年の後半に在庫がプラスに転じ一気に景気回復期に入ったことが分かります。さらに、9月時点までのデータが反映されている2017年については、『年初から景気拡大期にあります。しかし、2016年は10月から12月の出荷がプラスに転じて左下から右上に動いたり、2014年は11月から12月に出荷がマイナスに転じて右上から左上に動くなど、在庫循環で見ると数カ月のうちに急激に景況感が変わることがあります。9月時点では景気拡大期の真っ最中といったところでしょうが、今年の年末には景気拡大期も終盤に差し掛かってくる可能性があり、警戒が必要かもしれません』と同コラムでは鋭い分析をしています。
なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の11月10日付のコラム「在庫循環で見ると米国の景気拡大期はそろそろピーク?」にまとめられています。
馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。
フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子《DM》
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