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【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは15年の上場来高値に接近、18年3月期大幅増益予想
シンデン・ハイテックス<3131>(JQ)は、液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。18年3月期第2四半期累計は検査装置の大型案件も寄与して黒字化した。通期も大幅増益予想である。株価は15年6月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■液晶・半導体など電子部品専門商社
液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。
■18年3月期2Q累計は大型案件も寄与して黒字化、通期も大幅増益予想
11月9日発表した18年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績は、売上高が前年同期比25.0%増の264億91百万円で、営業利益が8億39百万円(前年同期は1億70百万円の赤字)、経常利益が7億36百万円(同4億12百万円の赤字)、純利益が5億02百万円(同2億72百万円の赤字)だった。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収となり、各利益とも黒字化した。
品目別に見ると、液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だったが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。
通期の連結業績予想は10月25日に増額修正した。売上高は39億92百万円増額して17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益は3億15百万円増額して49.1%増の12億50百万円、経常利益は3億02百万円増額して2.1倍の10億50百万円、純利益は2億03百万円増額して93.2%増の7億円とした。計画外だった半導体検査装置の大型案件が寄与する。需要が高水準に推移し、通期ベースでも好業績が期待される。
なお配当予想は据え置いて、20円増配の年間110円(期末一括)としている。予想配当性向は25.3%となる。
■株価は15年の上場来高値に接近、好業績評価して上値試す
株価は水準を切り上げて11月9日に4160円まで上伸した。そして15年5月の上場来高値4370円に接近している。11月9日の終値は3960円、今期予想連結PERは9~10倍近辺、時価総額は約73億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、4000円近辺のフシ突破の動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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