定額音楽聴き放題サービス「Amazon Music Unlimited」日本上陸

2017年11月9日 21:06

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Amazon Music Unlimitedにも利用可能なデバイス、Amazon Echo。(画像:Amazon.com, Inc.発表資料より)

Amazon Music Unlimitedにも利用可能なデバイス、Amazon Echo。(画像:Amazon.com, Inc.発表資料より)[写真拡大]

 アマゾンの定額制音楽聴き放題サービス「Amazon Music Unlimited(アマゾン・ミュージック・アンリミテッド)」が、11月8日、日本で提供開始となった。

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 Amazon Music Unlimitedは、米Amazonにおいては2016年10月12日から提供されているもので、Amazon EchoなどのAmazonのデジタルアシスタント・デバイスにも対応している、独立会費制のサービスである。

 独立会費制となるのは日本においても同様で、一般ユーザーは月会費980円(ファミリープランは最大6アカウントで1,480円)、Amazonプライム会員は月会費780円もしくは年会費7,800円、そしてEcho・Echo Plus・Echo Dot所有者は月会費380円。また、30日間の無料体験による試用が可能である。

 Prime Musicと比較した場合の最も重要な差異は、曲数の拡大である。Prime Musicの数十倍、4,000万曲超の楽曲が聴き放題となる。

 ちなみに、4,000万曲ということは、仮に一曲平均4分として算定した場合、全部通しでプレイすると300年かかっても聴き終わらない計算になる。

 とはいえ、結局のところ重要なのは自分が聴きたい曲があるかどうか、であろう。このサービスは、Apple Music、Google Play Musicなどのサブスクリプション型音楽サービスの競合に位置付けられるものである。4,000万のコンテンツについて総論を述べることは簡単ではないが、筆者が無料体験で軽くアクセスしてみた範囲でいえば、例えばクラシックの名曲などは何通りもの演奏がヒットするが、メインストリームを外れたセレクトをしようとすると、登録されていない場合も結構あるという印象である。

 なお、このサービスはアレクサ対応であるので、音声操作、例えば「アレクサ、ビートルズをかけて」と言ったような利用法も可能となっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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