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Facebookの自動翻訳が誤訳、イスラエルで男性が誤認逮捕
Facebookの自動翻訳機能の誤訳による誤認逮捕がイスラエルで発生していたそうだ(Haaretzの記事、The Guardianの記事、The Vergeの記事、The Daily Dotの記事)。
逮捕された男性はヨルダン川西岸地区・イスラエル入植地の工事現場で働くパレスチナ人で、工事現場のブルドーザーにもたれかかった写真にアラビア語の朝の挨拶の言葉を添えてFacebookに投稿したのだという。ところがFacebookの翻訳機能を使用すると、英語では「hurt them (彼らを傷つけろ)」と表示され、ヘブライ語では「彼らを攻撃しろ」という趣旨の言葉が表示されたそうだ。
Haaretzによれば、アラビア語の単語は英語の「to hurt」という動詞に似ているものの、アラビア語話者なら一見して誤訳とわかる間違いだったという。しかし、テロリストによるヒットエンドラン攻撃でブルドーザーが使われたことがあったことから、ユダヤ・サマリア地区警察はアラビア語話者による確認を取らないまま男性を逮捕してしまったとのこと。
逮捕から数時間後、間違いだったことが尋問で明らかになり、男性は釈放された。男性はHaaretzへのコメントを拒否し、投稿をFacebookページから削除したそうだ。この件について、Facebookでは謝罪のコメントをGizmodoに出したとのことだ。
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